退社理由を詳しく書きたい！
「ちょっといろいろ事情がある退職だったので、もう少し理由について詳しく説明したいんだけど……」という方には、「職務経歴書」の活用をおすすめします。具体的にはどのように使えば良いのでしょうか。
職務経歴書を使おう
職務経歴書には、在職期間だけでなく、以下のようなことを記入します。
- 具体的な職務内容
- 職場での自分の立ち位置
- 達成できた業績
- 賞罰
「営業で新人賞をもらった」「部内の業績が前年比1.5倍になった」など、客観的な指標で測れる実績を説明することができます。そのため、「この職業において自分はそれなりの能力を持っている」と自負している人や、「より能力を生かせる職場を探して転職を繰り返している」という人の自己PRの材料として使うことをおすすめします。
転職先と良い条件交渉ができるように活用しよう
「自分はなぜ転職を希望しているのか？」を考えると、多くの場合は「より良い環境で働きたいから」ということになるのではないでしょうか。退職理由を見つめ直す機会は、「自分がどのような条件を求めているのか」を考えるきっかけの一つになります。
求人を出す企業側としては、会社と相性の良い人に、できるだけ長く働いてほしいと考えています。自分と企業との相性はどうか？ 互いに納得できる条件で契約が結べるか？ などを上手に交渉できるよう、履歴書や職務経歴書を活用してください。
一つだけ注意しておきたいのは、「以前の会社を悪く書かない」ということです。「給与が安かった」「パワハラがあった」「サービス残業があった」など、会社側に否がある状況で退職する人もいるかもしれません。
しかし、応募書類の段階でそういった事実を書いてしまうと、「会社の内情を第三者に簡単に話す人」という印象を持たれる可能性があります。「この人は口が軽いのかな？」と採用担当者を不安にさせる要素もあるため、応募書類に書くことは控えましょう。
まとめ
ここまで、似ているようでちょっと違う「退職」と「退社」の使い方や、履歴書での退職理由の書き方について解説しました。履歴書を書く上で大切なのは、相手に分かりやすく伝わるようにすることです。ぜひ本記事を、履歴書作成に役立ててください。
参考
職務経歴書や履歴書に退職理由は書かない方がいい？ / 【応募】の転職Q&A一覧 | マイナビ転職
短い職歴が多い場合の職歴欄の書き方は？ / 【応募】の転職Q&A一覧 | マイナビ転職
【気になる転職のQ&A】1週間で退社した会社も、職務経歴書に記入すべき？| マイナビ転職
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