アルバイト応募の履歴書は？見られているポイントをチェック！ - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

履歴書を書こう！

前章では、履歴書でどのようなポイントが採用担当者に見られているのかを解説しました。それでは、実際に履歴書を書いていきましょう。手書きの履歴書用紙を使う場合は、付属の書き方見本も参考にしてください。なお、履歴書を書くのが全く初めてだという方は、最初からボールペンで書くのではなく、鉛筆などで下書きをすることをおすすめします。

学歴：学生の場合はどう書けばいいの？

履歴書の多くは、学歴と職歴がまとまった「学歴・職歴」欄を設けています。一般的には学歴と職歴は同じ時系列に混ぜずに記入します。学歴を先に書き、後から職歴を書きます。

まず、欄の1行目に「学歴」と書きましょう。その後は、見やすくするために1行空きにします。そして、3行目から学歴を書き始めます。

見本では、中学校卒業から書き始めました。書きたい場合は、小学校から始めても構いません。必ず記入した方が良いのは、義務教育卒業以降の学歴です。進路に違いが出てくるのは中学卒業後であることが多く、高校・専門学校高等課程・留学などさまざまなパターンがあるからです。書くのが大変な欄ですが、きちんと分かりやすく書くようにしましょう。

学生の場合は、現在在学している学校までを学歴に含めます。見本では、大学2年生の人の学歴を記入しました。最後に、現在何年生なのかを記入しておくとより親切でしょう。「卒業まであと何年くらい働いてくれそうか」を採用側がイメージしやすくなります。

職歴：アルバイト経験は職歴になる？

学歴が書き終わったら、職歴を記入します。「私は学生だから、職歴はないよ」という人もいるかもしれませんが、アルバイトを職歴として記入した方が良い場合もあります。まずは、記入方法をご紹介しましょう。

レストランのホールスタッフをしている学生の職歴欄を記入してみました。学歴と同様に、まず「職歴」と記入し、1行空けてから時系列に記載してください。

今回の見本では、2018年9月に始めたアルバイトを継続しながら、次のアルバイト先を探している人を想定しています。店舗がなくなる予定である、いっぱいシフトに入れる職場を探しているなどの理由で、収入を途切れさせずに次のアルバイト先を見つけたい人の場合です。

こちらはすでにアルバイトを辞めて、次の職場を探している人の職歴欄です。最後に退職した年月を記入しましょう。退職は「退社」としても構いませんが、退社には「会社から帰宅する」という意味もあって混同しがちです。「退職」にしておいた方が意味が通りやすくなるでしょう。

職歴：アルバイトでの業務経験はどうやってアピールする？

現在在職中・退職済みのどちらの場合も、職歴の中に「どの店でどのような仕事をしたのか」を記入していることにお気づきでしょうか。これは、「私はすでにこのような業務経験があります」ということをアピールするポイントになります。

同じ職種ですでにアルバイト経験がある学生には、仕事の基本的な部分を指導する手間が省けることがあります。遅刻しない、休むときは連絡する、身だしなみを整える、言葉遣いを正しくするなどのマナーもある程度身についていることが期待できます。採用後の定着率や負担軽減のことを考えれば、採用担当者としては前向きに検討したい要素でしょう。

同じではなくても、近い職種で働いていた人の場合は仕事覚えが早いだろうことも期待できます。レジを一度も使ったことがない人と、似た機種を以前の職場で使っていた人なら、後者の方が飲み込みが早いと感じるのではないでしょうか。また、同業種であれば仕事の内容も似通っていますので、経験者の方が初めからできることが多くなります。

このような利点があるので、職歴としてアルバイト経験を積極的に記載しましょう。ただし、職歴欄には端的に、事実のみを記入するように心がけてください。詳細な業務内容や、アルバイトから得たアピールポイントなどは「自己PR欄」「本人希望欄」などのフリースペースに記入するようにしましょう。

志望動機：家が近いからはNG？何を書けばいい？

上記のようにすでにアルバイト経験がある人は、自己PRや志望動機の欄に書く材料がたくさんあります。一方、今までアルバイト経験がなかったり、特定の業種に思い入れがあるわけではないという人は「自己PRや志望動機って何を書けばいいのか分からない！」と悩んでしまうかもしれません。

アルバイトを選ぶ際は、時給や勤務時間といった雇用条件や、自宅や学校から通いやすいかというところが気になるものです。そのため、つい「自宅から近く、通いやすいので志望しました」などと書きたくなりますが、これは避けましょう。同様に、「給与が良いから」などもやめておいた方が無難です。

「条件が良いからここで働きたいです」という理由しか書いていないと、採用担当者は「うちよりも条件の良い応募が近場でかかったら、すぐそっちに移られてしまうかもしれない」と考えてしまうでしょう。

もちろん仕事を始めるのも辞めるのも本人が持っている権利ですが、長く働きたいと思っているのに、「この人は長続きしなさそう」という印象を与えてしまうのはもったいないことです。「私は○○が好きなので、○○を提供する貴店では意欲的に働けるのではないかと思いました」など、自分と応募先が結びつく点をアピールするのがおすすめです。

最終チェック！こういう書き方は避けよう

履歴書の下書きを書き終えたら、清書する前に最終チェックをしましょう。ここでは、見落としがちなポイントをまとめました。なお、清書には青か黒のペンを用いましょう。飲食業などの水を使う業界では、意図せず濡らしてしまうことも考えられます。インクが滲むのを避けたいので、油性ボールペンを使うと良いでしょう。

省略形ではなく正式名称で

履歴書を書く上でついやってしまいがちなミスは、「正式名称ではなく略称を使う」というものです。NG例を以下に記します。

少々面倒ではありますが、名称は正しく、省略せずに記入しましょう。仕事の細かさ、ていねいさを重視する採用担当者の場合は、特に厳しく見ていることがあるので気をつけてください。

年号は西暦か和暦に統一しよう

見本では、年号を西暦に統一しました。和暦を使いたい人は、和暦でも構いません。ただし、西暦・和暦は混同せず、どちらかに統一しましょう。和暦の場合は、元号も省略せずに記入します。以下は、和暦を使った場合の見本です。

写真は清潔感のあるもので

以前は、履歴書用の写真といえば証明写真機で撮るのが一般的でしたが、最近ではスマートフォンで写真を撮ってコンビニエンスストアで印刷するケースも増えてきました。自分で撮るときには、証明写真のように一目で見て分かりやすい写真になるようにしましょう。

• 背景は1色
• 顔がよく分かるバストアップ
• 寝癖が付いている・奇抜なメイクなどは避ける
• 修正しすぎない

撮影した自撮り写真を証明写真風に修正してくれるアプリも多く出回っていますので、それらを使うのも良いでしょう。ただし、証明写真と本人を見比べて違和感がない程度の修正にとどめてください。

背景に自宅の様子が映っていたり、全身写真だったりするものは分かりづらいので、採用担当者から敬遠されがちです。証明写真のように、すっきりとした清潔感のある画像を選びましょう。

履歴書に写真を貼るときは、裏面に氏名と連絡先を記入しておくことをおすすめします。のりで貼った写真は剥がれやすくなっています。渡した後で写真が剥がれてしまっても、氏名が記載してあると履歴書との照合が簡単に行えます。

まとめ

今回は、「アルバイトを初めてする」「アルバイトしか経験がない」という人向けに履歴書の書き方を解説しました。特に学歴・職歴欄は、悩むことが多いかもしれません。履歴書の基本は、「自分の基礎情報を相手に分かりやすく伝える」ことです。読みやすく伝わりやすい履歴書作りをしていきましょう。

参考

バイト 履歴書の書き方-アルバイト完全ガイド｜マイナビバイト

履歴書は手書き、職務経歴書はPC（パソコン）で作成すべき？ / 【応募】の転職Q&A一覧 | マイナビ転職

アルバイトの履歴書：「学歴・職歴」の書き方【フリーター編】＜専門家監修＞｜タウンワークマガジン

バイト応募の履歴書の書き方　ノウハウ集 | タウンワークマガジン

おすすめ転職サイトはこちら	公式
DYM就職 ・学歴や経歴に不安があっても大丈夫！ ・経験豊富なキャリアアドバイザーが内定まで徹底サポート！ ・無料で応募書類の添削から面接対策まで対応！	公式
リクルートエージェント ・転職支援実績NO１！ ・リクナビNEXTから求人を探すことも可能！	公式
doda ・転職者満足度NO1！ ・優良大手企業もズラリ！！	公式
ミイダス ・精度の高い市場価値診断！ ・専用アプリでスマートに就活を！	公式