来年から会社員として社会人生活のスタートを迎える学生もいるでしょう。晴れて新入社員になると、学生時代のバイト代よりも多額の給料を毎月獲得することになります。
給料の使い道はさまざまですが、多くの方は今後の人生のために貯金を考えるのではないでしょうか。今回は新卒1年目の貯金事情について、平均的な貯金額から、一人暮らしの貯金事情や後悔しないお金の使い方までご紹介します。
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もくじ
新卒の貯金額はいくら?
新卒の1年間の貯金額
三井住友銀行が行った調査によると、「Q.あなたは就職して最初の1年間で、いくら貯金しましたか。」という質問に対して、回答者の約半数が新卒1年目に30万円以上貯金しているという結果でした。特に、回答者の12.9%は100万円以上も貯金していたようです。
一方で、貯金0円の人もいます。回答者の10.4%は新卒1年目には貯金をしなかったようです。この調査を見る限り、すでに入社1年目の段階から貯金をスタートしている人が大半であるといえるでしょう。
スタートダッシュが大切!初任給から貯金する人が多い
将来に向けた貯蓄は大切といっても、社会人はいつから貯金をしているのでしょうか。
三井住友銀行のアンケートによると、「Q.あなたは初任給のうち、いくら貯金しましたか?」という質問に対して初、任給のうちいくらかは貯金をしたという人は回答者全体の82.9%を占めていたといいます。もちろん貯金に回す金額はさまざまですが、多い人では初任給から10万円以上も貯金しいるという回答が結果でした。
一方で、「Q.あなたは就職してから貯金した金額に対して、どのように感じていますか。」という質問に対しては、実に回答者の62.5%が1年目の貯金額に不満を覚えているというように回答しています。これは、後から考えると、もう少し貯金をしておけばよかったと考える人が多いということでしょう。
結婚資金、住宅購入資金、子供の教育資金などこれからの人生の中で、まとまった資金が必要となる機会はいろいろとあります。そのような機会に備えるためにも、新入社員は初任給から使い道を考え、計画的に貯金をする方が良いといえるでしょう。
実家暮らしより大変?一人暮らしの貯金事情
一人暮らしの人は部屋の賃貸料金、水道光熱費、食費、その他生活に必要な費用を一人ですべて負担する必要があります。実家暮らしであれば、実家にいくらかのお金を入れるとしても、一人暮らしよりも費用がかからないことの方が多いでしょう。
20代の収入と一人暮らしに必要な支出
新入社員が計画的に貯金するために、平均的な収入や支出について考えてみましょう。マイホーム情報によると、一人暮らしに必要な額は平均140,000円だそうです。もちろん、これらは都心か田舎かによって家賃が大きく変わりますし、自炊または外食、洋服をよく購入するかなどによっても必要な費用は異なります。あくまで、一つの目安として考えると良いでしょう。
費目 | 全国平均額 |
家賃 | 66,000円 |
食費 | 20,000円 |
光熱費 | 7,000円 |
水道料金 | 3,000円 |
通信費 | 11,000円 |
交際費 | 10,000円 |
おしゃれ費 | 20,000円 |
日用品費、医療費 | 3,000円 |
合計 | 140,000円 |
参考
一方で、収入面はどうでしょうか。厚生労働省の「平成 30 年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」によると、大学を卒業した新入社員の平均給料は約20万6千円だそうです。
ここから、おおよそ毎月6万円、1年で72万円が平均的に貯金ができる限度額でしょう。
ただし、日常生活ではほかにも趣味に使うお金や実家に帰省する費用などが必要となる場合があります。また、一人暮らしを始めるには引っ越し費用や家を借りるために必要な敷金・礼金、生活で必要な家電製品や家具の購入費など、一時的に多くのお金が必要となります。そのため、実際に貯金できる金額はさらに少なくなることでしょう。
参考
平成 30 年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況 ,p3 | 厚生労働省
一人暮らしでお金を貯める5つのコツ
無理のない範囲といっても、不測の事態や将来に備えてできるだけ貯金をしていきたいと考えている人もいるでしょう。ここではお金を貯めるための5つのコツをご紹介します。
①予算を立てる
お金を貯めるために重要なのは無駄な支出をおさえることです。予算を立てることで、どのくらい使うことができるのか、また現在使いすぎていないかを把握することができます。
このときにポイントとなるのが、先に貯金額を決めることです。残りの給料で予算を立てることで、計画的に貯金ができます。
また、実際にどの程度使ったのかを把握するためにも、予算を立てるだけではなく、家計簿をつけて支出を管理すると良いでしょう。
②給料天引きで貯金をする
お金を貯めるコツとして、残ったお金を貯金するのではなく、先に貯金することが挙げられます。
その一つの手段として、給料天引きで貯金口座に回すという方法があります。そうすれば、自然と天引き後の給料で生活することになるため、意識せずに貯金することができるでしょう。
③家賃をおさえる
生活費の中でも、家賃は毎月必要となる大きな支出です。利便性も重要ですが、あまり高くなりすぎないようにすると良いでしょう。
目安としては手取り額の30%と言われることが多い家賃ですが、住宅情報サイトのHOME’Sによると、手取りが15万円程度の場合、30%を家賃にあてると生活が厳しくなる可能性があるそうです。新入社員の場合は給料も高くないことが多いため、実際に必要となる生活費を想定してから物件を選ぶと良いでしょう。
参考
理想の家賃はいくら? 手取り15万、20万、25万円の生活費をシミュレーション |不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’S
④自炊をする
外食が増えると、食費が高くなることが想定されます。自炊を行うことで食費をおさえることも、生活費をおさえる重要なポイントです。
⑤格安SIMを使う
スマートフォンなどの通信費は毎月必要となるため、なるべく安い方が良いでしょう。格安SIMを使えば、劇的に通信費をおさえられる可能性があります。
ここで紹介したコツは、節約の一例です。このような工夫を積み重ねることで、貯金できる金額も増えていくことでしょう。