新卒の面接で使える、おすすめ逆質問とは?お役立ち情報も一緒に紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

新卒の面接で使える、おすすめ逆質問5選


こちらでは、前述の流れに沿う形で、新卒の面接で活用できるおすすめの逆質問をピックアップしていきましょう。

経営戦略やビジョン

近年の国内企業では、合併・提携・異業種との協働などのニュースがよく聞かれます。新卒の学生の中には、自分が面接を受けた会社の「今後」について気になるという人もいます。

そのような学生は、思い切って会社の経営戦略やビジョンを逆質問してみるのもいいでしょう。

  • 御社の強みや経営戦略をお聞かせ願えませんでしょうか。
  • 今、御社が携わっている渋谷の事業が終わったら、次の事業をどうされるのかお聞かせいただけないでしょうか。

仕事内容

前述したように、仕事内容に関する逆質問は、主に一次または二次面接といった現場の社員が対応する際に活用できます。

仕事内容全般についてでも良いですし、直接社員に仕事に関する思いなどを質問するのも良いでしょう。

  • マーケティング部の仕事内容は、会社にどのような影響をもたらしているのでしょうか。
  • (現場の面接官へ向けて)これまでの仕事で一番印象に残ったことをお聞かせいただけないでしょうか。

求められているスキルとキャリアパス

このタイプの質問は、すべての面接で活用できる逆質問です。

新卒の学生にとって、内定前後のフェーズで必要なスキルを人生経験が豊富な会社の人に問い合わせる逆質問をするのは、自分磨きのきっかけにもなります。

また、キャリアパスについて逆質問をするのも、相手に「自分の会社に興味を持っている」という印象を与えます。

  • 入社までに身につけた方が良いスキルを教えていただけないでしょうか。
  • 御社で活躍されている方が、入社までに取り組んだ勉強についてお聞かせ願えませんでしょうか。
  • 転勤や異動に関しては、頻度はどのくらいでしょうか。

活躍している社員の事例

就活中の新卒学生は、面接を受ける企業の社員の活躍に興味を抱くケースも珍しくありません。思い切って逆質問するのもおすすめです。

  • 入社3年目の方が販促部でどのような活躍をしているのか、教えていただけないでしょうか。

ホームページに書いてある内容を深掘りする

会社を知る意味でも面接前に公式ホームページをチェックするのは、当然のことです。ホームページを熟読し、疑問に感じたことを逆質問するのも面接官に与える印象をアップできます。

  • 御社のホームページの「〇〇〇」という取り組みが印象的でしたが、ホームページに書かれていない取り組みなどがありましたらお聞かせいただけないでしょうか。

新卒の面接で聞いてはいけない逆質問3つ

新卒の面接において、企業側から「疑問に思ったことは遠慮せず聞いてください」と言われていても、面接のシーンでは好ましくない逆質問があるのをご存じでしょうか。

ここでは、聞いてはいけない逆質問をピックアップしましょう。

給与

入社にあたってやはり気になるのは給与のことです。学生が逆質問で「給与はどのような基準で定めていますか?」など、あまりストレートに聞くと、企業側は会社や仕事よりもお金のことに興味があると感じるかもしれません。

もし給与について質問したいのであれば、具体的な数字が絡む内容ではなく、社員の実例や昇給システムに留め、「差し支えなければ」「教えていただきたいのですが」「細かいことを言ってしまい恐縮ですが」などのクッション枕詞(クッション言葉)を盛り込んで質問すると柔らかい表現となります。

福利厚生

提携保養所やランチ代といった福利厚生についても、給与と同じように直球で逆質問をするのは避けましょう。仕事よりも福利厚生のことで頭が一杯の学生と思われるかもしれません。

休暇

今の時代、ワーク・ライフ・バランスや働き方が見直され、定期的な休暇が取りやすくなりました。

ただし、新卒の面接で「休みって、取れますよね?」「有給消化率はどのくらいですか?」などの逆質問をすると、仕事に対する情熱とやる気が感じられず、次のステップへ踏み込むことは極めて難しいでしょう。

まとめ

今回は、新卒の面接で合否を左右する逆質問についてまとめました。

面接での逆質問は、コミュニケーション能力・学生の意欲・質問力などをチェックするためのものです。逆質問に関しては、「YES/NO」で終わる内容ではなく、仮説を組み立てた上で質問すると、面接官とのコミュニケーションも円滑になります。

また、逆質問の内容に関しては面接のフェーズごとに使い分けが必要ですが、仕事内容・経営戦略・求めているスキルなどについて質問すると、面接官に「次の面接にぜひ」「内定を出そう」と前向きに対応してもらえることも。ただし、給与・福利厚生・休暇に関しての逆質問は、内定前の段階ではタブー。新卒の面接で聞きたい内容かもしれませんが、お金や休みのことを優先していると思われ、次のフェーズへつながりにくいかもしれません。

今回の内容を参考にしながら事前対策を行い、本番に臨みましょう。

参考

面接の最後に「何か質問ありますか?」と聞かれたら|U22|NIKKEI STYLE

8・1 直前対策 最終面接はこう乗り切れ|日本経済新聞

面接官の印象アップ デキる社会人に学ぶ就活の質問力|U22|NIKKEI STYLE

【プロが指南 就活の極意】逆質問で求められる考え方| 産経ニュース

使えて当然! 「クッション言葉」の使い方と具体例|「マイナビウーマン」

就活を有利に進めたい人へ 公式
キャリアチケット
・「さよなら、やみくも就活。」でおなじみ!
効率的に就活を進めたい人におすすめ!
・学生なら無料で利用できるカフェも運営!
キャリアパーク就職エージェント
・あの「キャリアパーク」が運営!
・膨大な就活ノウハウを惜しみなく教えてくれる!
MeetsCompany
・有名企業出展の合同説明会がたくさん!
ESから内定までのサポート体制も充実!
就活ノート
・就活生が作るリアルな就活レポートが見放題!
・書類通過したESの実例紹介が1,000社以上!

この記事をかいた人

アバター画像

オダルミコ

都内在住のライター。子育て・教育・ライフスタイル・働き方を中心に心をこめて執筆をしています。ライティングを通して、知識が増え、視野が広がることに生きがいを感じています。プライベートではティーンエイジャーの娘と息子の母です。