シンガポール国立大学の3つの特色
シンガポール国立大学は、留学生の率が28%と諸外国から学生を受け入れています。そのため、交換留学制度やダブルディグリープログラムなど、海外からの留学生を受け入れる制度が充実しています。また、卒業生は世界中で活躍しており、卒業生のネットワーキングも充実しているのが魅力といえるでしょう。
留学生比率が高い
THE HIGHER EDUCATIONの2020年のデータによると、シンガポール国立大学の留学生比率は28%です。ちなみに、東京大学は12%、京都大学は9%でした。世界の大学の中でもこの数字は高い水準です。留学生比率が高い理由として、シンガポールでは英語が公用語として使われていることが挙げられます。
また、シンガポールでは華僑が多く住んでいるので、中国人留学生からも人気。中国系、マレー系、インド系など、多様な留学生が在籍しています。
参考
World University Rankings 2020|timeshighereducation
多様なキャリアパスと卒業生ネットワーク
シンガポール国立大学では、ダブルディグリーや海外大学とのジョイントディグリー、ダブルメジャー、交換留学など、多様な学びの道が用意されています。
また、シンガポール国立大学には、30万人以上、100ヶ国以上で活動する卒業生のネットワークがあります。同ネットワークは1923年に、医学部卒業生による組織として始まり、現在は「Office of Alumni Relations」として活動。卒業生はインターネットで他の卒業生を検索し、仕事や趣味、スポーツなどでつながれるようになっています。
参考
Alumni Community|National University of Singapore
アジアのハブとなる立地環境
シンガポールは、東京23区ほどの大きさではありますが、外資誘致やエリート教育に注力し、戦略的に経済成長を遂げた国です。イギリスの植民地時代から、海運の要衝となった経緯もあり、世界中からヒト、モノ、カネが集まっています。
東南アジアにも行きやすく、中東やヨーロッパへも日本から向かうより短時間でアクセスすることができます。また、中国系、マレー系、インド系の人々が共に生活しており、グローバル社会を体現している国ともいえるでしょう。
まとめ
シンガポール国立大学は、アジアでトップレベルの評価を受けている大学です。特徴は日本の東京大学や中国の清華大学、北京大学と比べて、留学生の割合が高いこと。これは、シンガポールの公用語が英語であることや、国の政策として外資企業を誘致していることも要因でしょう。シンガポール国立大学は、アジアの中で最もグローバル化を体感することができる大学の一つと言えるのではないでしょうか。
参考
From the Hub of Asia ~シンガポールから考えた高校・大学の学び|みらいぶ
シンガポールの大学に行くには~対策編|GLOBAL LEARNING CENTER
シンガポール国立大学(NUS)は大学ランキングアジア1位。その理由とは|ラフィフル
Multiple Pathways|National University of Singapore
アジアNo.1の大学? シンガポール国立大学をぶっちゃけます!!|東北大学留学.com