効果的な問題集の活用法とは?
問題集を買ったけれど、どのような勉強法が効果的か分からない……という方は少なくないはずです。ここでは効果的な問題集の活用法をご紹介します。
分野ごとに分けて勉強する
漢検1級はほかの級よりも出題される分野は少ないですが、非常に難易度が高いです。そこで、まずは一度問題に取り組んでみて、自分の苦手な分野をピックアップしてみましょう。その上で分野別の問題集に取り組み、仕上げを行っていく方法がおすすめです。難しい分野の異なる問題を一度に勉強するのは負担が大きくなるので、注意が必要です。
過去問はできるだけ古いものから挑戦する
過去問を解くときは、手元にある問題集の一番古い年度から挑戦するのがおすすめです。定番ともいえる問題を古い過去問できっちりと押さえた後に、直近の過去問を解いてみましょう。古い過去問の中には現在出題されていない分野もあるので、その部分は割愛してください。
レベルの段階を踏んで選択する
漢検1級は難問が多く、いきなり取り組んでもまったく訳が分からない状態に陥ってしまいます。そこで問題集を選ぶときには、ある程度自分のレベルに合ったものを選んで、段階を踏みながら勉強することが望ましいです。苦手分野がはっきりと分かっている人は分野別、ある程度勉強をしてきて仕上げをしたい人は過去問というように、徐々にレベルアップして本試験に臨めるようにスケジュールを立てましょう。
漢検1級ってどんなレベル?
ここまで漢検1級の問題集や勉強方法をご紹介しましたが、いったいどの位のレベルなのでしょうか? ここでは漢検1級の試験内容について詳しくご紹介します。
対象漢字数
漢検1級の対象漢字数はなんと6,000字です。レベルは「大学・一般程度」とされていますが、非常にレベル・難易度の高い試験です。
主な出題内容
漢検1級の出題内容は以下の通りです。
- 漢字の読み
- 漢字の書き取り
- 故事・ことわざ
- 対義語・類義語
- 同音・同訓異字
- 誤字訂正
- 四字熟語
これ以外に熟字訓・当て字・国字・地名や国名などの漢字表記・古典的文章の中の漢字や漢語なども含まれるため、非常に幅広い範囲の高度な知識が必要となります。
採点基準
漢検は各級に採点基準を設けています。1級の採点基準は以下の通りです。
- 常用漢字を含めた約6,000字の漢字について読み書きができ、文章の中で使いこなすことができること
- 典拠のある四字熟語・故事成語・ことわざを正しく理解していること
- 国字を理解していること(峠、凧、畠 など)
- 複数の漢字表記について理解していること(國―国、交叉―交差 など)
- 熟字訓・当て字を理解していること
- 対義語・類義語・同音同訓異字などを理解していること
以上のことから、かなり高度なレベルが求められていることが分かります。熟字訓や当て字などは普段なかなか勉強しない分野なので、漢検用にきちんと勉強しなくてはいけません。
合格点
漢検1級の満点は200点です。
合格基準は80%程度とされているため、最低でも160点以上の得点が必要になります。
参考
まとめ
漢検1級は難易度が高く、合格率もほかの級に比べると非常に低い傾向にあります。1回では受からず、複数回挑戦する人も。これだけの難問に挑戦するのであれば、当然計画的な勉強が必要です。ぜひ自分に合った問題集を入手して、合格に向かって挑戦してみてください。
参考
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