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ウィーン大学への交換留学

ウィーン大学は毎年2,000人の交換留学生を受け入れています。ユーロ圏内の交換留学生が多数を占めるものの、ユーロ圏外からの学生にも門戸を開放しています。日本からも協定関係のある大学から交換留学生を受け入れています。

留学要件

日本で在学している大学がウィーン大学と協定を結んでいる場合、交換留学生としてウィーン大学に1学期または2学期間在学することができます。交換留学生として受け入れられるためには、在学中の大学から推薦を受ける必要があります。推薦の受付期限は、冬学期留学(10月開始)は5月1日、夏学期留学(3月開始)は10月1日なので、留学したい期間を逃さないよう準備を始めましょう。

交換留学生の受入れに際し、特にドイツ語検定などの要件はありません。ただし、通常の授業はほとんどがドイツ語で行われているため、学部授業の聴講をする場合、ある程度のドイツ語能力が必要になります。また、日本の大学側で別途要件を定めている場合もあるので、詳細は在学中の大学に問い合わせてみましょう。

取得可能なコース

ドイツ語コース

ドイツ語コースの参加には、特別な参加要件はありません。16歳以上であれば誰でも参加することができます。クラス分けテストを受け、自分のレベルに相応しいコースを受講できます

参考
German Courses|Sprachenzentrum Universität Wien

翻訳・通訳コース

ドイツ語上級者であれば、日本語学科の翻訳・通訳コースを履修するのもよいでしょう。履修するコースによって、一定以上のドイツ語検定合格が履修要件となります。授業では毎週課題やプレゼンテーションが課されるので、相当な勉強量を覚悟する必要がありますが、確かなドイツ語知識と幅広い翻訳能力が身につきます。

学部授業の聴講

交換留学生は、特別な資格がなくとも学部授業を聴講できます。しかし、ほとんどの授業はドイツ語で行われるので、ある程度のドイツ語能力がなければ難しいでしょう。一部、英語で行われる授業もあります。

タンデム(ドイツ人学生との語学交換学習)

毎週水曜日に、日本語を学ぶドイツ人学生と日本人留学生の交流会「タンデム会」を日本語学科が主催しています。日本人留学生の多くは、タンデム会で日本語を勉強しているドイツ人パートナーを見つけ、週に数回互いの言語を教え合っています。

留学中の住宅事情

留学生の多くは、オーストリア学術交流会(OeAD)を通して、学生用住宅に入居しています。ウィーン大学周辺にもOeADが管理する学生寮が複数あります。渡航前でもインターネット上で物件探しが可能です。

参考
OeAD – Accommodation/Vienna|OeAD

まとめ

ドイツ語留学を考える学生は、まずはドイツを行き先として考えるかもしれません。しかし、何百年の知識と教養の蓄積を誇るウィーン大学では、ほかの国や地方の大学とは一味違った豊かな留学生活が送れそうです。長期留学が心配な場合は、まず短期の夏期講習や冬期講習を試してみるのもよいでしょう。特別な参加要件はないので、親子でドイツ語留学もできます。

参考
University of Vienna
Why study with us?|University of Vienna
Incoming Students|University of Vienna
univie: summer/winter schools|University of Vienna
オーストリア(2017年度)|国際交流基金
ウィーン大学(ウィーンだいがく)とは|コトバンク
【オーストリア】650年の歴史を持つウィーン大学今昔|海外現地情報ブログ|阪急交通社
【世界の大学レポート】ウィーン大学(University of Vienna)/オーストリア~金久玲(ウィーン留学ライター)|留学プレス
医学(Medizin):クリムト「ウィーン大学講堂天井画」より|続壺齋閑話

この記事をかいた人

Sachiko

海外在住20余年、子育て・教育ライター。明治大学政治経済学部卒業。中国へ2年間留学。中国北京の日系広告会社で営業マネージャー。 結婚・出産後、北京で専業主婦。夫の転勤に同伴したフィジーで、アジアの女性のためのソーシャルグループ代表を務め、文化交流イベントを企画運営。2018年より、インド・デリー在住。ライターとして活動を始める。中国語HSK6級。TOEIC945点。中国生まれ、フィジー育ち、デリーで思春期を迎えた1人息子の母。 中国時代から共に過ごす老犬の介護中。