中退後は自分のやりたかった映像制作の仕事に専念
ベンチャー勤務からフリーランスに
ーーー中退してからはどのようにしてましたか?
「しばらくは中退前から働いていたインターン先で働いていましたが、中退から半年ほど経った時に別の映像制作系ベンチャー企業で働くことになりました。そこでは動画メディアのディレクターとして、撮影や動画の制作が主な仕事内容でした。1年半ほど働いた後に独立してフリーランスとして働くようになり現在に至ります。」
ーーー1年半ほど働いてから独立するに至った理由はどんなことがありますか?
「働いていたベンチャー企業がすごく忙しかったというのは理由の1つとしてあります。また、会社員時代から同僚や知り合いから自分個人として映像制作の相談が来ることが多くありました。何もない状態からいきなり独立するのは難しいですが、最初からお客さんがいる状態だと比較的独立しやすく、また、雇われる働き方ではなく、会社と対等に向き合えるフリーランスという働き方は自分に合っていると思っていたので独立することを決めました。」
中退に対して今思うこと
ーーー 中退してからは、自分のやりたかったことができていますか?
「はい、できていると感じています。結果オーライではありますが、中退してよかったなと思います。大学に入った事自体は上京するひとつのきっかけになったので後悔していませんし、中退したことも結果的には良かったと思っています。特に若いうちは軌道修正しながら色々なことに挑戦していけばいいと思いますし、中退はさほどマイナスにはならないと感じています。」
ーーー中退がマイナスにならず、やりたいことができている要因は何だと思いますか?
「私は普通の就活はしてないのですが、5分くらいの面接で決まったインターンが映像制作の仕事のキャリアの始まりでした。そのインターンでの経験や実績をもとに別の企業に入り、その企業での実績からまた別のつながりができて独立しました。目の前の一つ一つの仕事で実績を作っていき、それらがうまく積み重なって現在に至っていると感じています。」
まとめ
今回のインタビューでは、Sさんが中退を決めたのはネガティブな理由ではなく、自分のやりたい仕事をするために中退を決断したことが分かりました。中退後も目の前の仕事を一生懸命こなしながら一つ一つ1つ実績を積み重ねた結果、自身のやりたい仕事が出来るようになってきたと答えてくれました。一度入学した学校を卒業せず中退することはどうしてもマイナスイメージがつきがちですが、興味関心ややりたいことは常に変化していくものなので、軌道修正しながら自分自身の進む道を決める際に、中退は必ずしもマイナスにはならないと感じました。今回はインタビューに答えて頂きありがとうございました!