【初心者向け】ワードでレポートを書くときに知っておきたい基本と機能 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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大学生になると必ずといっていいほど提出しなければいけないのがレポートです。自分の考えや意見をまとめて、読み手に分かりやすく、過不足ない情報を伝えることがレポートの素晴らしい機能です。今回の記事では、そんなレポートをワードで書くときに知っておきたい基本的な設定と便利な機能をご紹介します。ワードでレポートを書くのが初めて、あるいはまだワードでレポートを書くのに慣れていないという方の参考になれば幸いです。

ワードでレポートを書くときの基本

まずは、ワードでレポートが書けるようになる最低限の基本をご紹介します。どんなスタイルで書くのか? 文章はどのように書くのか? 図や表はどうやって挿入するのか? といった疑問に1つずつ答えていきます。

スタイルの設定

スタイルは、大きく分けて下記の6つの事項があります。

  • 用紙のサイズ
  • 余白
  • 文字数
  • 行数
  • フォント
  • フォントサイズ

用紙のサイズ

用紙サイズは、特に指定がない場合はA4サイズにするのが一般的です。また、ワードの基本設定もA4サイズになっているのでそのままでいいでしょう。ちなみに、用紙サイズは「レイアウト」タブの「ページ設定」グループの中にある「サイズ」から変更が可能です。

余白

余白は、標準設定では上だけ35.01mmで、右・左・下は30.00mmになっています。特に指定がなければそのままで問題ありません。一般的には、25.00~30.00mmの範囲内で余白を設定することが多いです。ちなみに、余白は「レイアウト」タブの「ページ設定」グループ内の「余白」から設定できます。デフォルトの「標準」「やや狭い」「狭い」「広い」の4つと、「最後に適用したユーザー設定」を選べます。

文字数・行数

文字数は、一行40文字が一般的です。設定方法は、「レイアウト」タブの「ページ設定」グループから「文字数と行数」を選択します。「文字数と行数を指定する」を選択すると、自由に文字数を設定できます。また、行数も同じところで設定が可能です。行数は一般的に30~36行に設定されることが多いです。

フォント

フォントとは文字の形のことで、レポートでは「MS明朝」などの「明朝体」を使用するのが一般的です。なぜなら、明朝体は長い文章を読んでも疲れにくいという特徴があるからです。ただ、「ゴシック体」の方が読みやすいという先生もいますし、使用するフォントが指定されている場合もあります。迷う場合は、事前に確認することをおすすめします。

フォントサイズ

フォントサイズは、10.5ptや11ptが一般的です。先生によっては、大きめの文字の方が読みやすいため12ptと指定される場合もあります。10pt以下のフォントだと小さめなので目が悪い人には読みにくいと感じられます。

文章の書き方

ワードでも手書きでも変わりませんが、レポートの文章の書き方は「~である・~だ」という文体で書くのが一般的です。いわゆる「ですます調」はていねいですが、レポートでは使用しないようにしましょう。また、話し言葉もレポートでは使いません。

改行は一文ごとではなく、文のまとまりごとで行います。また、見出しがあるところ以外では改行後に一行空ける必要はありません。そして、段落の最初の文字は一文字空けます。なお、洋数字は半角、英文はCenturyやTimes New Romanといった欧文フォントで書くのが基本です。

表紙の作り方

1枚で終わるレポートでない限り、レポートに表紙はつきものです。表紙に必要な記入事項は下記の6つです。

  • 講義名
  • タイトル
  • 提出日
  • 学部学科名
  • 学籍番号
  • 氏名

大学によっては、教授名やクラス名(ゼミナール名)などが必要な場合もあるので、表紙に必要な情報はあらかじめ確認することをおすすめします。

グラフや表の挿入方法

レポートでは主張に対して理由と根拠を示すことが必要です。その際に、グラフや表を用いるケースが発生します。ワードでは、グラフや表を簡単に作成することができます。

グラフは、「挿入」タブの「図」グループ内の「グラフ」をクリックし、希望するグラフを選択します。グラフの種類は縦棒・折れ線・円・横棒・面・散布図・マップ・組み合わせなど17種類から選択できます。さらに、それぞれのグラフの中でスタイルを選べるので、表現したい形にマッチするものを選びましょう。

表は、「挿入」タブの中の「表」を選択し、行と列の数を指定すればすぐに作れます。表に色を付けることもできるので、必要であれば活用してください。