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航空管制官は、国土交通省に属する国家公務員です。地上から、航空機のパイトットに向けて安全な飛行ルートや気象情報に関する情報を把握し、的確な指示を出していきます。
複数の航空機が安全に離着陸できるよう、ほかの航空機との衝突を回避し、安全なフライトができるよう、空の交通整理をする役割も果たしています。
今回の記事では、航空管制官の給与・年収や仕事内容などの情報を紹介していきましょう。
もくじ
航空管制官の給与・年収
航空管制官は、世界各地の多くの人たちの安全な渡航を支える責任重大な仕事です。実際どのくらいの給与や年収なのでしょうか。
4年制大学を終えた新卒が航空保安大学校での基礎研修を修了後、航空管制官として東京空港事務所に配属されると、基本給は月額22万9,200円程度です。基本給の12ヶ月分のほかに、賞与や夜勤手当などが別途支給されます。
参考
管制官のQ&A 航空管制官 | 国土交通省(Q5より)
航空管制官の年齢別、職種別の給与、年収も紹介していきます。
年齢層別
年収.jpによると、航空管制官の年収のピークは、管理職世代である40代半ばから50代半ば。20代前半から航空管制官として働き続けていれば、およそ25年後の50代前後になると、新卒のおよそ2倍に達するようです。
年齢 | 月収(万円) | 年収(万円) | ボーナス(万円) |
20~24歳 | 21.0 | 334.0 | 83.5 |
25~29歳 | 26.0 | 416.1 | 104.0 |
30~34歳 | 29.0 | 457.1 | 114.3 |
35~39歳 | 33.0 | 521.5 | 130.4 |
40~44歳 | 37.0 | 586.0 | 146.5 |
45~49歳 | 41.0 | 656.3 | 164.1 |
50~54歳 | 44.0 | 703.2 | 175.8 |
55~59歳 | 42.0 | 673.9 | 168.5 |
60~64歳 | 30.0 | 474.7 | 118.7 |
(航空管制官の年収を詳しく解説!年収は586万円が平均でした!|平均年収.jp より筆者作成)
職種別
航空管制官には、総合職・技術職・一般職の3つの職種があります。職種別の月収・年収・ボーナス・賞与は以下の通りです。責任重大な仕事ということもあり、いずれの職種も高い給与水準となっています。
職種 | 月収(万円) | 年収(万円) | ボーナス(万円) |
総合職 | 51 | 820.4 | 205.1 |
技術職 | 36 | 574.3 | 143.6 |
一般職 | 37 | 586.0 | 146.5 |
(航空管制官の年収を詳しく解説!年収は586万円が平均でした!|平均年収.jp より筆者作成)
航空管制官の仕事内容
航空管制官の主な仕事内容は、次の3つです。
空港管制塔の管制業務
羽田空港や成田空港などの全国各地の空港の管制塔では、航空管制官は航空機の離着陸の許可を出し、地上に入ったときの走行経路の誘導の指示をしています。ほかにも出発前に飛行コースや高度の確認をするのも航空管制官の仕事です。
また、航空交通管制室やレーダー管制室などの管制官と連携することも、仕事の一つとして挙げられます。
参考
航空管制官の仕事内容 | 航空管制官の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | Career Garden
レーダー操作による管制業務
航空管制官の仕事で思いつくのが、ドラマのシーンでも出てくる、レーダーを駆使する管制業務です。レーダーと無線を使い、パイロットに空の状況を的確に連絡しながら、高度・スピードのコントロール・進路に関する指示を与えます。
参考
航空管制官の仕事内容 | 航空管制官の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | Career Garden
航空交通管制部の管制業務
航空管制官の仕事は、空港だけが勤務先ではありません。空港外に位置する東京(場所は埼玉所沢)・札幌・福岡・那覇の4ヶ所の航空交通管制部では、日本の空域に出入りする航空機の管制を担当。パイロットに指示を出したり、空港の管制塔にいる航空管制官との連絡を綿密にとるなどして、空の安全を守っていきます。
参考
航空管制官公式ホームページ 全国職場紹介MAP,東京航空交通管制部|国土交通省
航空管制官の仕事内容 | 航空管制官の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | Career Garden
1日の仕事の流れ
航空管制官は、シフト制の24時間体制で業務に当たっています。早番・遅番・夜勤で勤務体系が分かれています(時間限定運用の空港勤務は夜勤なし)。
参考までに早番担当・航空管制官の1日の仕事の流れについて紹介していきましょう。
7:00 | 出勤 |
7:15 | ブリーフィング(=簡単な状況報告および説明) |
7:30 | 運用室のレーダー調成席に着席、管制業務開始 |
8:30 | 管制業務と併行して、書類の確認や業務メールのチェック |
11:30 | ほかのセクターのモニタリング |
13:00 | 昼食 |
15:00 | 次のチームに交代、申し送りや情報共有した後、運用室の業務完了 |
15:30 | デブリーフィング(=状況確認と事実確認) |
16:15 | 勤務終了、遅番の管制官と交代 |
(航空管制官の1日・生活スタイル | 航空管制官の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | Career Garden より筆者作成)