外国語学部の就職先や進路は?在学中の資格取得で就職にも有利に! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

外国語学部の主な就職先と進路


外国語学部で学ぶことにより、外国語のスキルや異文化理解を深めることができます。ひと口に外国語学部の就職先といってもさまざまな業種があり、外資系企業や旅行業界、貿易系商社のほか、小売業や国際機関など、外国語の知識を生かすことができる企業が増えています。それでは、外国語学部に進学した場合の主な就職先や進路について詳しく紹介します。

外資系企業

日本国内の外資系企業はもちろん、海外に拠点を置く企業への就職という道も外国語学部出身の学生の特徴の一つでしょう。外資系企業では日本以外の国の人達が同じ会社で働いているため、会議や伝達などが外国語で行われることもあるといいます。一定の語学力を身につけることで、グローバル社会で活躍する外資系企業で語学を生かしながら働くことができます。

教員

外国語学部を卒業し、教員免許を取得することで、外国語の教員として働くことができます。2020年からは英語教育改革として「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能重視の学習内容になることから、英語を教える人材の需要が高まっています。英語を使って社会とコミュニケーションをとっていく教員ならば、外国語学部の知識を十分生かすことができるでしょう。

また、大学によっては外国語学部に日本語研究のコースを設けているところもあります。その場合は、学部で身につけた日本語教育の専門スキルを生かし、海外で日本語教師として働くことも可能でしょう。

国際機関

国連などの国際機関で働く職員のことを国際公務員といいます。NPO・NGO職員として活躍する場合にも、外国語運用能力を備えた人材は高く評価されるため、外国語学部出身であれば企業からの評価対象となるでしょう。将来は国連などの国際機関で社会貢献や人道支援に携わりたいという方は、外国語学部で語学のスキルや異文化理解を深めることで就職にも役立てることができます。

通訳・翻訳

言語運用能力を直接生かせる仕事として人気があるのが、通訳・翻訳の仕事です。国際会議や法廷での通訳者、ビジネス文献を翻訳する仕事など、活躍の場は多岐にわたります。英語の字幕や来日した外国人の通訳の仕事など、エンターテインメントの世界でも語学のスキルを生かすことができます。卒業後は専門機関へ就職し、アシスタントなどを経て独り立ちするのが一般的な方法といわれています。

海外の大学へ留学する道も

外国語学部を卒業した後、海外の大学へ留学するという道もあります。大学が提携している留学先へ進学するという方法もあれば、自分の興味のある分野の学部で学ぶために海外の大学への進学を目指す学生もいることでしょう。近年は留学する日本人が増えているため、海外の大学院へ進学したり、専門コースでスキルを取得したりと、語学を生かしながら専門分野の知識を深め、就職に役立てることが求められています。海外での留学経験は企業からの採用ポイントにもなるため、キャリアアップのために留学するのもおすすめです。

海外の企業へ就職

英語だけでなく、近年では中国語や東南アジアなどの外国語のスキルを生かせる海外企業が増えてきています。外国語の知識やスキルを生かし、海外企業で活躍することも十分可能でしょう。ただし就職事情は日本の場合と異なり、まずはインターンなどで実力を身につけてから就職するのが一般的といわれています。国によって違いがありますが、持っている技術が採用基準となるため、就職の際にはある程度の実力を求められることは覚えておきましょう。

上智大学の外国語学部では、3年次からインターンシップ制度を盛り込むなど、就職へのバックアップ体制が整っています。大学選びの際は、就職に関して大学がどんなサポートを行っているかについてもあらかじめ調べておくといいでしょう。

外国語学部では国際化に対応できる能力を養うことができる

国際化が加速する中、外国語の知識や理解が一層求められています。外国語学部は、国際社会で活躍するための知識やスキルを身につけることができる学部です。将来は言語運用能力を生かして働きたいという方は、外国語学部への進学をおすすめします。

参考

資格・進路・就職|関西大学 外国語学部

外国語学部で取得できる資格|帝京大学

進路について | 上智大学外国語学部生向け

外国語学部とは?学べる内容や資格・就職情報をまとめてご紹介! | メガスタディオンライン

外国語・国際学部系統の学問領域・就職先・大学紹介|TEIDAN

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