気象予報士試験に独学で合格するための効果的な勉強法
気象予報士試験を独学で突破するためには、効果的な勉強を行う必要があります。ここでは独学で合格を勝ち取るための勉強法をご紹介します。
勉強時間を確保してスケジューリングを行う
気象予報士試験のための通信講座や予備校などは、おおよそ8ヶ月~1年という期間をかけることが多く、最低でもこれくらいの期間はみっちりと勉強する必要があります。
そのためには、まず自分の1日の生活サイクルの中から勉強時間を確保しましょう。朝早く起きる・休みの日に徹底的に行う・就寝時間を少し遅くする……それぞれ生活のサイクルは異なりますので、無理のない範囲で構いません。その上で1,000時間という目安を達成するにはどのくらいの期間が必要なのかを算出し、受験する時期を設定しましょう。このスケジューリングは非常に大切なプロセスであり、効果的に勉強を行う基盤となります。
気象庁のホームページを読み込む
効果的な勉強法として挙げられるのは、気象庁のホームページを読み込み、気象情報に慣れることです。(気象庁のホームページはこちら ⇒ https://www.jma.go.jp/jma/index.html)
天気図・衛星画像・レーダー・アメダス・ウインドプロファイラ・短期予報・週間予報・気象警報などが常に掲載されているので、まずは慣れるために何度も読み込むことをおすすめします。
またこれらの情報に触れていく中で分からないことがあれば、参考書や問題集を使って解決しながら読み込んでいきましょう。知識としてしっかりと習得することができます。
過去問に徹底的に取り組む
一般財団法人 気象業務支援センターのホームページからは過去10年分の過去問が無料でダウンロードできます。問題だけでなく解答例も掲載され、どのように回答するのが最適なのかといった事例も紹介されています。この過去問に徹底的に取り組み、分からないところがないというレベルまで持っていくことをおすすめします。
独学におすすめの参考書・問題集
独学で気象予報士試験に取り組むには、参考書や問題集が不可欠です。ここではおすすめの参考書や問題集をご紹介します。
一般気象学 第2版補訂版
気象予報士試験を受験するのに絶対に外せないのが、「一般気象学第2版補訂版」です。受験者の多くがバイブルと称する1冊で、気象学の基本が分かりやすくまとめられています。理解しやすい平易な文体で書かれているため、初めて気象学を学ぶ人にもおすすめです。
真壁京子の気象予報士試験数式攻略合格ノート(改訂第3版)
真壁京子さんは元CAで、1997年に気象予報士に登録されています。テレビでも活躍されていたので、ご存じの方も多いはず。真壁さんは自称文系人間。ご自身の受験で使用したノートや勉強法など、理系の気象予報士試験に合格したノウハウがたっぷりと詰まった1冊です。
気象予報士試験 模範解答と解説 51回 平成30年度第2回
気象予報士試験を受験する人のほとんどが取り組んでいるといわれるのが、解説付きの過去問です。なぜ間違っているのかという点について詳しく解説されているため、受験の際の参考になると高い評価を受けています。
まとめ
気象予報士試験は簡単な試験ではありません。膨大な情報を知識として習得し、応用できる力がなければ合格は難しいといえます。
かといって、独学では合格できないのかといえばそうではありません。実際に独学で合格している人はたくさんいます。
自分に合った勉強法を見つけだし、忙しい1日の中でほんの少しでも勉強時間を確保し継続していく……その継続ができるか否かが合格につながる最大のポイントといえるでしょう。
参考
気象予報士の資格は独学で取れる?|Career Garden
気象予報士試験は独学で合格できる?文系でも可能?勉強時間はどれくらい必要?|晴ノート
気象予報士試験の概要と合格のための勉強法は?天気のプロになろう!|資格スクエア MEDIA
気象予報士は独学で目指せる?オススメの勉強法についてもご紹介|資格広場
気象予報士試験の独学勉強法【体験談】学科試験・実技試験のテキスト・参考書や問題集・おすすめサイト紹介|晴ノート