英検準2級の面接に落ちる人の共通点は?面接対策法を紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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英検には各級ごとに目安とされるレベルが設定されています。英検準2級は高校中級程度。3級が中学卒業程度、2級が高校卒業程度となっているため、その中間のレベル、高校2年生程度といえます。

また3級からは面接の試験もあり、筆記試験・リスニング試験以外にも対策が必要になります。

英検準2級の受験者で二次試験の面接に落ちてしまう人には共通点があります。この記事では英検準2級の面接対策法、落ちてしまう人の共通点をご紹介します。ぜひ英検対策の参考にしてください。

英検準2級の面接に落ちる人の共通点

英検準2級の面接に落ちる人の特徴は3つあります。1つずつご紹介しますので、当てはまると思われる人は、少しでも改善できるようにしましょう。

テキストや問題集でしか勉強していない

英検の一次試験は筆記・リスニングなので、テキストや問題集で勉強するだけで対応することができます。ただし、面接でもっとも必要になる力はコミュニケーション力。相手が何を尋ねているのかを理解し、自分の思っていることや考えを言葉(英語)に乗せて相手に伝える……日本語では当たり前のように行っていることでも、いざ英語でとなると、座学の勉強だけではうまくいきません。

英語を話せる人とのコミュニケーションがない

英語でのコミュニケーション力を上げるには、英語を話せる人とコミュニケーションを取る方法しかありません。リスニングだけでは身につかない能力なので、「実際に自分で聞いて話す」という訓練が必要になります。試験中はそれでなくても緊張します。普段から慣れておくことが必要ですし、少しでも場数を踏んで対応力を養っておかないとパニックになってしまうこともあります。

積極的な態度が少ない

英検の面接の配点には「Attitude(アティチュード)」と呼ばれる項目があります。これは「態度・姿勢」を意味する項目です。この「Attitude(アティチュード)」は決して低い配点ではありません。

面接で何かを聞かれて、分からずに無言になってしまう……これでは「Attitude(アティチュード)」は最悪なのです。

  • 聞かれたことが分からなければ「I beg your pardon?」などと聞き返す
  • 相手が話をしているときには「Sure」などと相槌を打つ
  • 考えている時間はきちんと「Let me see…… well……」など、考えていることを伝える

このように、相手と積極的にコミュニケーションを取ろうという姿勢が感じられなければ、面接で合格することは難しくなります。

英検準2級の面接とは

英検準2級の面接対策として、その内容を知っておくことはとても重要です。これから受験される方は必見。重要なポイントを押さえておきましょう。

準2級の試験(面接)内容

面接は面接委員と行いますが、すべて英語で対応しなくてはいけません。当日は以下のような順序で試験が進められます。

  1. 入室
  2. 「面接カード」を渡す
  3. 着席
  4. 氏名・級の確認、挨拶
  5. 「問題カード」を受け取る:パッセージ(文章)と2枚のイラスト(Picture A・B)が印刷された「問題カード」が手渡される。
  6. パッセージの黙読(20秒)
  7. パッセージの音読:英語のタイトルから読む。
  8. パッセージについての質問(No. 1):質問は、No.1からNo.5まで5つ。
  9. イラストについての質問(No. 2, No. 3)
  10. 「問題カード」を裏返す:「問題カード」を見ずに答える。
  11. 受験者自身の意見などを問う質問(No. 4, No. 5)
  12. 「問題カード」を面接委員に返す
  13. 退室

参考

準2級の試験内容 英検|公益財団法人 日本英語検定協会

文章量は50語

面接試験で使用する問題カードの文章量は、3級で30語程度ですが、準2級では50語と1.5倍以上に増えます。使われる語彙の難易度も上がるため、音読をする際のスピードも問われることになります。50語の文章量の中から必要な情報を見つけ出すことが大切なポイントになります。

英検準2級の合格率は

英検では2016年から新しい採点方法、CSEスコアを導入しています。そのため2016年以降、数年間の合格率は発表されていません。2015年以前の準2級の合格率は以下の通りです。

年度 合格率
2015 36.7%
2014 35.7%
2013 35.9%
2012 35.8%
2011 36.1%
2010 35.1%

参考

英検の合格率-2019年最新の合格率って公表されてるの?|English Navi

おおよそ30%台後半が平均といえます。これは決して多い数字ではありません。いかに面接という実際のコミュニケーション能力を試される時間が難しいものであるかを証明しているといえるでしょう。