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東京理科大学は、理数・工学・薬学・経営に強みがあり、これまで多方面で活躍する卒業生を輩出。時代の変化とともに学部や学科の開設や改編をしながら、常に最先端のサイエンスやテクニカルの分野を中心とした学びの場を提供しています。
今回の記事では、東京理科大学の関連情報と、各分野で活躍している卒業生についてピックアップしていきましょう。
もくじ
東京理科大の概要と歴史
東京理科大学は、1881年に東京帝国大(=東大)卒業生21名によって創設された学校です。創設当時は「東京物理学講習所」という名称でしたが、その2年後の1883年に「東京物理学校」に改称されました。戦後の学制改革により、現名称へと変更しています。
学部は、物理と数学をメインとした理学部のみでしたが、のちに薬学部・工学部・経営学部・基礎工学部などを増設し、今に至っています。世界に通用するハイレベルな教育が展開されており、今も昔も理系志願の学生から人気の高い大学です。
キャンパスは、神楽坂(東京都新宿区)・野田(千葉県)・葛飾(東京都)・長万部(北海道)の4ヶ所。学部や学年によって、学ぶキャンパスが異なります。地域との連携した授業なども盛んです。
そして、理数系の学部・学科が多いという特性からか、学部生の男女比は75:25となっており、女子の割合が低いのが特徴です。
参考
沿革|東京理科大学
在籍者数・男女比 法人の概要|東京理科大学
東京理科大の就職情報
東京理科大学への進学を検討する際に気になることの一つが、就職。
2019年3月に卒業した学部の卒業生の進路は、約半数が大学院への進学となっており、さらなる専門性を極めようとする姿勢がうかがえます。
そして、就職率は約9割。大手電機メーカー・通信会社・ITコンサルなど有名企業への就職数が多いのが特徴。ほかにも地方公務員として社会人のスタートをきる卒業生もいます。
参考
2018年度(2019年3月卒業)学部・学科 進路状況|東京理科大学
主要就職先一覧 就職・キャリア関連データ 就職・キャリア|東京理科大学
東京理科大の著名な卒業生9人
安定した就職率をキープしている東京理科大ですが、これまでの卒業生の中には、理学やメディアのなどの世界で活躍している著名人もいます。
この章では、東京理科大を卒業した著名人9人をピックアップしていきましょう。
秋山仁さん
秋山仁さんは、理学部第一部応用数学科の卒業生であり、数学者です。長髪×バンダナがトレードマーク。現在、東京理科大の特任副学長兼理数教育研究センター長として従事し、若い世代向けの数学の普及活動に努めています。NHK高校講座や予備校の講師を歴任し、数学に関する参考書を多数手掛けています。
楠田枝里子さん
楠田枝里子さんは、理学部第一部応用化学科の出身であり、フリーアナウンサーの先駆けとして位置づけられています。新卒で、日本テレビのアナウンサーとして入局。フリーになってからは、『世界まる見え!テレビ特捜部』などの情報番組を中心としたMCを務めていました。
また、エッセイストとしても活躍し、多くの著書を手掛けています。近年では、高カカオチョコレートの普及や世界遺産の保護活動に尽力しています。
参考
**Eriko Kusuta’s World**楠田枝里子公式ホームページ**
鈴木俊宏さん
鈴木俊宏さんは、自動車メーカー・スズキ株式会社CEO兼COOを務めている方であり、2016年6月より現職。静岡のスズキ自動車の創業一家の一人として知られています。大学院を卒業した後、デンソーに入社。1994年にスズキに入社し、工場勤務などを経て今に至っています。
参考
トップメッセージ|スズキ
武田双雲さん
書道家の武田双雲さんは、理工学部情報科学科の卒業生です。新卒でNTTに入社し、3年間の社会人生活を経て書道家に転身。これまで映画や大河ドラマなどの多くの題字やロゴを手掛けています。ほかにも海外でも「書道×パフォーマンス」を展開したり、書道の指導をしたりするなど幅広く活躍しています。
伊與田英徳さん
伊與田英徳さんは、基礎工学部材料工学科の卒業生であり、TBSドラマプロデューサーとして活躍。これまで『半沢直樹』『下町ロケット』『ノーサイドゲーム』などの数多くのヒットドラマを世に送り出しています。ほかにも『七つの会議』などの映画製作にも携わった経験もあります。
参考
TUSジャーナル vol.199|東京理科大学,P8
「広報とよかわ」2015年7月号|豊川市
上大岡トメさん
上大岡トメさんは、工学部建築学科の卒業生であり、一級建築士を取得。建築会社の勤務を経て、イラストレーターへ転身。数多くの共感できるイラストを手掛けています。イラストだけでなく、著書もあり、『キッパリ!たった5分間で自分を変える方法(幻冬舎)』は、ミリオンセラーとして有名です。
参考
PROFILE:プロフィール|トメカミカメト
上大岡トメ|ほぼ日刊イトイ新聞
岡野道子さん
建築士の岡野道子さんは、工学部建築学科卒業した後、大学院へ進学しています。建築事務所勤務を経て、2016年に独立し、岡野道子建築設計事務所(現在:株式会社岡野道子建築設計事務所に改称)を設立。建築士として数多くの施設建設に携わった経歴があります。近年は、女性目線を生かして、東北や熊本など被災地の新たな街づくりにも尽力している方です。
参考
profile|Michiko Okano Architects
七田厚さん
七田厚さんは、幼児の教育で知られている「七田式教育」を運営する、株式会社しちだ・教育研究所の代表取締役社長を務めている方です。理学部数学科の卒業生であり、これまで多くの教育関連の著書を世に送り出しています。七田式教育を日本全国および海外に展開しながら、全国各地で講演活動にも力を入れています。
真鍋大度さん
真鍋大度さんは、メディアアーティスト兼DJであり、理学部数学科の卒業生です。大学卒業後、大手企業のシステムエンジニアとして従事した後、プログラミングを習得。
これまでの経験を生かし、2006年に照明などを活用した映像アート制作とデザインなどを手掛ける株式会社ライゾマティクスを設立しました。Perfumeや嵐のテクノロジー演出や、リオ五輪閉会式・フラッグハンドオーバーセレモニーのAR映像演出などにも携わっています。
まとめ
東京理科大学は、約140年の歴史があり、理数・工学・経営を中心とした教育カリキュラムを展開。今も昔もハイレベルな学力を持つ学生に人気があり、安定した就職実績があります。
また、東京理科大学の卒業生の中には個性豊かな人も多く、理数や工学の分野だけでなく、メディアや芸術方面でも活躍しているのが特徴です。
東京理科大学を進学の選択肢として考える際には、カリキュラムや就職だけでなく、卒業生の軌跡にも着目してみてはいかがでしょうか。新たな東京理科大学の魅力を発見できるかもしれません。
参考
学部・専攻科のご紹介 学部・大学院|東京理科大学
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