東京女子大学の偏差値を学科ごとに紹介！倍率や難易度の近い大学は？ - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

女性の場合、女子大学だけに絞って志望校を検討するという子供も少なくありません。「本女・東女」と、日本女子大学と並んで称されることも多い東京女子大学を検討しているご家庭も多いのではないでしょうか。男子学生がいないという女子大学の特性上、難易度がいまいち分かりにくい……と感じている親御さんのために、偏差値での比較や入試の倍率などについて解説します。

東京女子大学の学科ごとの偏差値一覧

まずは、学科ごとに公表されている偏差値を見てみましょう。以下では、河合塾とベネッセのものをご紹介します。偏差値の見方にはコツがあるので、それについても解説していきます。

河合塾による偏差値

（東京女子大学現代教養学部/偏差値・セ試得点率｜大学受験パスナビより筆者作成）

河合塾の偏差値は、2種類に分けて発表されています。3教科受験するタイプと、英語はTOEIC・TOEFLなど外部試験を利用するタイプです。学科によっては偏差値に差があることが分かります。どちらのタイプも偏差値の中央値は54前後となっています。

なお、センター試験を利用して受験した場合については、河合塾は「得点率」を公表しています。以下の表にまとめました。

（東京女子大学現代教養学部/偏差値・セ試得点率｜大学受験パスナビ：旺文社より筆者作成）

河合塾偏差値の読み方

注意すべきこと

河合塾の偏差値を見るときは、以下のことに注意が必要です。

• 偏差値はボーダーライン（合格率50%）を示す
• 表内の偏差値は下限値
• 大学受験者のうち、全統模試経験者の偏差値から算出

以下で、一つずつ解説していきます。

偏差値はボーダーライン（合格率50%）を示す

河合塾の偏差値は、合格率50%のボーダーラインを示します。確実に合格したいのであれば、表の中の偏差値より良い成績を取っておく必要があります。

表内の偏差値は下限値

河合塾の偏差値は、以下の16区分に分かれています。

• 37.4以下
• 37.5～39.9
• 40.0～42.4
• 42.5～44.9
• 45.0～47.4
• 47.5～49.9
• 50.0～52.4
• 52.5～54.9
• 55.0～57.4
• 57.5～59.9
• 60.0～62.4
• 62.5～64.9
• 65.0～67.4
• 67.5～69.9
• 70.0～72.4
• 72.5以上

表中にあるのは、この区分の下限値です。偏差値55の学科は、実際には55.0～57.4が合格ボーダーラインだということになります。

大学の受験者のうち、全統模試経験者の偏差値から算出

河合塾の偏差値は、河合塾が行う全統模試の偏差値から算出されています。全統模試参加者のうち東京女子大学を受験した人の偏差値を調べ、合格ボーダーラインがどのあたりにあるかを表しています。そのため、河合塾の偏差値を参考にしたいのであれば、少なくとも1回は全統模試を受けておく必要があります。

参考

入試難易予想ランキング表｜Kei-Net 

ベネッセによる偏差値

（東京女子大学／偏差値｜Benesse マナビジョンより筆者作成）

ベネッセの偏差値は、全体的に河合塾より高く出るのが特徴です。また、3教科型と英語外部利用型だけでなく、センター入試3科目（セ・3教科型）受験型の偏差値も出ています。

ベネッセの偏差値の読み方

ベネッセは今年度（2019年度）にベネッセが行なった模試の結果から、B判定（合格率60%）が出た偏差値を表示しています。「現段階での慶應義塾大学志望者の中では、この偏差値が出ていればB判定になる」ということです。

実際には秋から冬にかけて志望大学の変更などが行われますし、学力が夏以降にぐんと伸びる子供もいます。ベネッセの偏差値はあくまでも現時点でのものと考えておくのが良いでしょう。