IFAになるためのルート
IFAになるためには、法人と個人の2つの方法があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
金融商品仲介業者に所属する
国内にある金融商品仲介業者として登録されている法人と業務委託契約を結びIFAとして働く方法です。この場合、証券会社を通じて外務員登録を行います。ファイナンシャルアドバイザーとしての経験がない人は法人に所属するのがおすすめです。以下のようなメリットがあります。
- すぐにIFAとしての活動を始めることができる
- 社内研修で知識を習得することができる
- 固定給が貰える
- 福利厚生が使える
- 既存顧客が必要ない
- 会社の看板を背負って営業活動が行える
- 副業として行うこともできる
(引用元:IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)って何?金融知識がある方は副業として目指すケースも!|副業ビギナー)
金融仲介業社を設立する
個人でIFAを始める場合は、まず証券会社と業務委託契約を結び、必要書類を自分が活動するエリアの管轄する財務局に提出し、内閣総理大臣の登録を受けます。証券外務員としての登録が完了すれば、IFAとして活動することが可能です。顧客の開拓などを自分の力で行う必要があるので、法人と比べてハードルが高いといえるでしょう。
IFAの年収について
IFAの給与体系には2種類あります。正社員型と業務委託型です。ここでは、業務委託型によるIFAの年収についてご紹介します。
IFAへの報酬の仕組み
業務委託型の給料は、業務委託契約を結んでいる金融商品取引業者から業務委託報酬として支払われます。例えば、投資信託残高を30億円管理している場合、信託報酬が年率0.5%であれば1,500万円となります。その60%を報酬として受け取る場合、年間900万円がIFAの収入となります。
IFAの年収や平均給与
IFAの年収は、顧客の預かり資産や手数料次第で大きく変動します。IFAとして働く場合、収入はすべてインセンティブとなるので、働いた分だけ直接収入に反映されます。金融商品仲介業社の最大手などの売り上げや所属するIFA数などのデータに基づいて見ると、IFAの平均収入は1,000万円前後であるといわれています。
参考
意外と高くない?IFAの平均年収を紹介!|IFA Branch
IFAの将来性は?
日本と比べてアメリカにはかなりの人数のIFAが活躍しています。日本でのIFAの認知度はまだまだ低いですが、ネット証券などが広く普及し気軽に誰でも投資できるようになる現状を考えると、これからはIFAへの関心や需要も高まる可能性は大きいでしょう。
まとめ
IFAの仕事や年収などについてご紹介しました。「独立」と聞くと、収入面などにおいて少し不安を抱く親御さんもいるのではないでしょうか。日本ではなじみの少ない資産運用ですが、低金利、少子高齢化、年金財政への不安などの理由でこれから検討する人が増えてくることでしょう。資産運用の専門家としてIFAの活躍の場が広がる傾向にあるといえます。また、金融に関する知識や経験は、今後ますます必要となってくることでしょう。興味のある人は、ぜひIFAを子供の将来の仕事として視野に入れてみてはいかがでしょうか。
参考
独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)に関する調査研究|みずほ総合研究所株式会社
IFAとは?金融パーソンと投資家、それぞれの視点からメリット・デメリットを解説|The Motley Fool
IFAになるには?証券会社選びなど3つのポイント!|exciteニュース
【IFAとは】悩める証券マンに 会社に縛られない働き方を紹介する|モンキー桜
IFAとは?IFAへの相談に手数料は必要?IFAとFPの違いも解説|Yahoo!ニュース
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)って何?金融知識がある方は副業として目指すケースも!|副業ビギナー