
不動産鑑定士の主な仕事内容
不動産鑑定士が活躍する場所は多岐にわたりますが、主な仕事内容は以下の2つです。
不動産の鑑定評価業務
不動産鑑定士が行う鑑定評価として、国や都道府県が行う「地価公示」や 「都道府県地価調査」などがあります。例えば、ビルやマンションの家賃を決める際には、貸手も借手も納得のいく賃料にする必要があります。そんなときは、不動産鑑定士が行う鑑定評価を基に、家賃や契約更新料などが決められます。
また、不動産を担保にローンを借りる際は、不動産鑑定士が作成した鑑定評価書があれば、借りられる金額の予想がつき、逆に担保を設定するときは、評価額がはっきりしていることで計画が立てやすくなります。不動産の鑑定評価業務はさまざまな場面で役立てられており、不動産鑑定士による鑑定が必要不可欠です。
コンサルティング業務
不動産鑑定士は、不動産のエキスパートとして個人や企業を対象に不動産の活用方法や、開発計画の策定をはじめとした総合的なアドバイスを行っています。
不動産鑑定士の就職先の1つに、会計事務所や資産運用に関わるコンサルティング会社などがあります。そこでの主な業務は、不動産に関するさまざまな相談に対して的確なアドバイスや指導を行うことであり、土地を有効的に利用するために提案をしたり、マンションの建て替えや市街地開発事業の権利調整、街づくりの戦略立案などを行います。不動産に対する評価が的確にできるからこそ、土地を有効に生かした町づくりへの貢献が可能になります。
不動産鑑定士の年収・平均給与について
国土交通省が発表している不動産鑑定士の試験結果によれば、平成30年度は論文式試験を受験した789名中117名が合格とかなり難易度が高いことが分かります。もし不動産鑑定士として活躍できると、年収の相場はどれくらいなのでしょうか。
参考
~平成30年不動産鑑定士試験論文式試験合格者の発表~|国土交通省
年収の相場
不動産鑑定士の年収は、経験年数や就職先によっても異なりますが、多い人で年収は1千万円以上、少ない人でも400~500万円以上となっています。職種別の年収ランキングでは常に10位以内にランクインしていることから、資格取得後は安定した収入を見込むことができます。
参考
不動産鑑定士が明かす仕事の本音 ~年収や給料、転職・就職の実態は?~|honne.biz
キャリアアップの可能性
不動産鑑定士は平均報酬額が比較的高く、3年に1度の固定資産税評価の際は、報酬額が通常の1.5倍程度にも膨らむといわれています。
不動産鑑定士の就職先には、不動産鑑定事務所、不動産会社、建設・建築会社、コンサルティング会社、金融機関、官公庁、証券会社、保険会社、鉄道会社、商社、監査法人などがあります。また、現在注目されているのが、多くの国ですでに導入されている国際財務報告基準(IFRS)です。もし日本でもIFRSが導入されれば、企業の保有財産が時価で評価されることになるため、不動産鑑定士が独占して外部評価を行うことになると想定されています。将来的にもビジネスチャンスが広がる可能性があるといえるでしょう。
不動産鑑定士はこれからも需要が高まる
不動産鑑定士の資格を取得することで、さまざまな場面で役立てることができます。特に震災以降は、東北や九州において不動産鑑定士資格の取得を社員に義務付けている企業も出ているといいます。不動産鑑定士の資格取得は合格率が2割未満と難易度が高いのが現状ですが、不動産鑑定士に興味がある方は、この記事を参考に資格取得について検討してみてはいかがでしょうか。
参考
不動産鑑定士になるには|資格取得方法と講座の資料請求|BrushUP学び
不動産鑑定士になるには|大学・専門学校の【スタディサプリ 進路】
不動産鑑定士になるには|不動産鑑定士の仕事・なり方・給料・資格を紹介|Career Garden
不動産業界資格「不動産鑑定士」とは|不動産業界のススメ|転職ならtype