大学の看護学科との違いは?
4年制で、看護師の国家資格も取れる看護学校。卒業時には学士(看護)も与えられますが、一般的な大学の看護学部とはどのような違いがあるのでしょうか?
一般的な大学の看護学部との違いについてまとめました。
専門カリキュラムが多め
国立国立高度専門医療研究センターで高度な医療に携わることが最終目的なので、カリキュラムも一般的な4年制大学とは大きく異なります。普通科目の授業数が極端に少なく、代わりに一般的な看護学部では習わないような専門知識について学びます。
看護学科は実習が多く、他学部と比較して学生生活がハードだと言われています。国立看護大学校ではさらに専門的な内容についても習うため、大学の看護学部生よりも時間的な余裕は少なくなるかもしれません。
国立看護大学校の授業カリキュラム
区分 | 必修 | 選択 | 合計 |
人間科学 | 3単位 | 2単位以上 | 5単位以上 |
環境 | 7単位 | 2単位以上 | 9単位以上 |
関係性 | 11単位 | 3単位以上 | 14単位以上 |
成長発達 | 11単位 | — | 11単位 |
看護の専門科目 | 87単位 (政策医療看護学11単位を含む) |
2単位以上 (政策医療看護学) |
89単位以上 |
合計 | 119単位 | 9単位以上 | 128単位以上 |
(看護学部の概要とカリキュラム | 国立看護大学校 より筆者作成)
センター入試が不要で、他大学と併願可
国公立大学と異なり、センター入試の受験は不要です。2021年度以降も共通試験は課されないと想定されます。
国立看護大学校の2020年度試験日は2月8日を予定しています。1月末のセンター入試よりは遅く、2月末の国公立大学の前期日程よりは早いというスケジュールになります。
前述した通り、他大学との併願が可能ですので、国公立大学の前期日程を受験する前に受験するか考えることも可能です。