香港
香港は、日本から4〜5時間ほどで行けるアジアの地区です。「香港では英語が話されている」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。人口は2016年時点で734万人、面積は100万平方キロメートル、世界有数の人口密集地域です。
公用語は英語と中国語です。元はイギリス領だったため、ヨーロッパの雰囲気と中華圏の文化が混ざり合い、まちなかでも普通に英語を話す姿が見られます。アジアの中でも教育水準が高く、語学留学だけでなく大学への進学もおすすめの地域です。
香港への語学留学の場合、食費・学費・滞在費込みで1ヶ月20〜30万円程度が目安です。滞在費が比較的高くついてしまいますが、食費に関しては、自炊をすれば安く抑えられます。香港は世界からビジネスが集まる場所でもありますので、費用を抑えながら国際的な仕事を見つけられる可能性もあります。
スリランカ
スリランカはインドの南の海に浮かぶ島国です。人口は2016年時点で2103万人、面積は北海道の約0.8倍ほどの大きさです。日本ではあまり馴染みのない留学先ですが、費用を抑えて学ぶことができるいう点では、語学留学の穴場と言えるでしょう。
公用語はシンハラ語、タミル語、そして連結語として英語が使用されています。連結語とは、異なる民族を結びつける言語のことで、スリランカに住む民族であるシンハラ人とタミル人、スリランカ・ムーア人をつなぐ役割を果たしています。
スリランカへ語学留学した際の費用は、食費・学費・滞在費込みで1ヶ月7〜10万円程度に抑えることが可能です。スリランカの語学学校は、個人レッスンを実施していることが多いため、英語力に不安があったり、講師とのコミュニケーションを重視する人には適しているでしょう。しかし、ほかの留学生と会う機会は少ないため、友達を作ったり交流を広げたい場合は、積極的に話しかけるなどの姿勢は必要です。
ノルウェー
北欧に位置するノルウェーは、2018年時点の人口が536万人、面積は日38万6千平方キロメートルと日本とほぼ同じです。ノルウェーへの留学に関しては、なんといっても留学生でも学費が無償であるという点が最大のポイントです。
ノルウェーの公用語はノルウェー語ですが、語学学校でなくとも、授業が英語で履修できる科目が多いため、留学生にとって魅力的です。専門学校や大学、大学院も含むすべての教育機関の授業料が無償で、留学生であっても授業料が一切かかりません。さらに、ほぼどこでも英語が通じ、英語表記も多いので、英語を鍛えるのにも適した環境と言えます。
ノルウェーに留学する際の費用ですが、学費がかからないため食費と滞在費負担のみとなります。しかし、ノルウェーは学費に限らず医療費なども原則無料であるため、税金が非常に高く、それがノルウェーの物価を引き上げています。食費・滞在費込みで1ヶ月18〜25万円程かかると考えておいて良いでしょう。外食は日本よりも高いため、自炊をすれば節約できます。語学学校への留学はプランによって費用がかかるところがあるので、事前に確認するようにして下さい。
まとめ:費用は抑えても、成長の可能性は無限大
留学というと、どうしてもネックになりがちなのが費用です。しかし、ご紹介したように、費用を安く抑えながら留学できる国はたくさんあります。お金をかけないからといって、そこで経験できることも限られてしまうということはありません。現地の人や他の留学生と積極的にコミュニケーションをとることで、英語力のみならず、きっとかけがえのない経験を積むことができるでしょう。自分を成長させられるかどうかは、自分次第です。金額と相談しながら、ぜひ素敵な留学先を探してみてはいかがでしょうか。