東京学芸大学の日常①〜先生になりたい私の「学び」〜 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

大学ではどんな勉強してる?

教育開発から国際教育へ

ーーー大学では、どんな勉強をしていますか?

「今は、A類の国際教育専修、つまり初等教育の免許科目を取りながら、国際教育を専門に学んでいます。元々は、「教育開発支援」をしたいと思って、大学を選びました。」

ーーー「教育開発支援」ってどんなことですか?

「教育開発」っていうのは、ざっくり言うと、発展途上国に教育を広めるみたいなことです。なんですが、色々あって(笑)、今は、日本人に対して国際教育をしていくみたいなことを勉強しています。公立の学校で総合の授業の異文化交流みたいなこととかも勉強して、最近は、国際バカロレア教育という子供達により質の高い国際教育を届ける内容も学んでいます。」

ーーー色々あって(笑) もしよければ、具体的な経緯を聞いても良い?

「一番最初は、小学校の先生として働いた後、JICA(国際協力機構)などに入って1・2年途上国での教育支援をしたいと考えていました。そういう思いで、「教育開発」の授業を受けたら闇が見えたというか(笑) 色々な課題を教えられました。」

ーーー例えば、どんなことですか?

「やはり2年間の支援だけでは、支援する側がその土地を離れた時に、ただただ地域内での教育格差を広げるだけになってしまって、向こうに行くだけでは変わらない現実を突きつけられたんです。そこから、行くだけで世界を変えられないのは私のやりたいことではないなと。「目の前の子供と関わることで世界を変えていきたい」と思うようになり、それからは、日本の子供達に影響していきたいなと思うようになりました。

ーーーなるほど。とてもよくわかる!国際教育といっても様々な面から学べるのは良いね!

教員免許も複数取れる

ーーー今、教員免許は何を取得する予定ですか?

初等教育(小学校)の免許と、中高の免許は、英語科・社会科の免許です。

ーーーえ!そんな免許とるのに、いつ教育実習行くの!?

「小学校は、3年生の夏に実習行って。中高の英語科は来年交換留学から帰ってきてからですかね(笑) 社会の免許は最近取る決意をして、まだ単位を取ってるところで、1年生並みに授業を取ってます。」

ーーー3年の夏には実習行くんだ!普通は4年の6月とかのイメージだけど。

「そうですね。夏はそうやって付属校に実習に行くので、学芸大の夏休みは3ヶ月弱くらいでめちゃくちゃ長いんですよ(笑) みんな順番に行くので。

後半②へ続く!

教員養成のメッカとも言われる学芸大学。教育に特化した学習内容で、政策から実践まで様々なことを学べるようです。

学生生活や進路のことも、後半では聞いていきますよ!

この記事をかいた人

みっちゃん

明星大学教育学部(通信) 4年。東京都出身。都内の女子校から、早稲田大学国際教養学部へ。トルコに交換留学をする。一度社会人になった後、一念発起して教員を目指し始める。明星大学の通信課程在学中。