タクシー運転手になるには?資格や仕事内容・年収もご紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

タクシー運転手の適性

タクシー運転手という職業に就くのにも、やはり適性というものがあります。まずは、運転が好きなことが最大の条件でしょう。長時間運転するのですから、車の運転がそんなに好きではない人は非常に苦痛を感じてしまいます。また、タクシー運転手はお客様とコミュニケーションをとることも必要です。そのためには、誰とでも気軽に話ができるような対話能力もあった方が良いでしょう。

タクシー運転手の1日の仕事の流れ

タクシー運転手は、実際どのような流れで1日を過ごしているのでしょうか?

勤務体系

通常、タクシー会社は24時間365日営業しています。

タクシー運転手の勤務体系には昼勤、夜勤、隔勤があり、隔勤タイプが一番多い

隔勤の出勤日は最長21時間と決められた時間内で働き翌日は丸一日休み

早朝6時半の点呼から始まり、2回の食事休憩を挟みながら翌日午前3時頃に退社するのが1日の流れ

(引用元:タクシー運転手の勤務体系や1日の仕事内容を調査|稼げるタクシー求人

これまでは隔勤タイプがほとんどでしたが、近年では女性やシニアの進出も目覚ましく、午前中から午後にかけての日勤なども増えてきています。

ある運転手の1日

1日の流れを、あるタクシー運転手の方を例に挙げて見ていきましょう。

  • 06:40 出勤
  • 07:00 車両点検
  • 07:30 点呼、朝礼
  • 08:00 営業開始
  • 12:30 昼食
  • 13:30 営業再開
  • 16:00 休憩
  • 18:00 営業再開
  • 01:30 帰庫
  • 02:00 営業報告・洗車
  • 02:30 業務終了

とにかく特徴的なのは、勤務時間が長いことです。3時間以上の休憩をとるように指導されてはいますが、お客様ありきの仕事のため、ある程度自分で管理をしなくてはいけないこともあります。

参考

タクシー運転手の1日|キャリアガーデン

タクシー運転手に向いている人の特徴

タクシー運転手を仕事として考えたときに、自分は(子供は)タクシー運転手に向いているのだろうかという点は非常に気になります。ここでは、タクシー運転手に向いている人の特徴をピックアップしてみます。

記憶力が良い

タクシー運転手として業務を行うには、さまざまなことを覚えなくてはいけません。道路状況や地理、病院や駅などの施設だけでなく、同じお客様を乗せることもあるので、ある程度お客様の顔も覚える必要もあります。記憶力に自信がないと十分なサービスを提供できなかったり、お客様に失礼になってしまうこともあります。記憶力が良ければ、そのぶん仕事も効率良くこなせるでしょう。

観察力がある

タクシーは、お客様を乗せて走らなければ稼ぎにはなりません。一流のタクシー運転手は、道端にいる人をお客様かどうか見抜く観察力があると言われています。何気ない動きからタクシーに乗ろうとしている人が分かるようになれば、空車で走る距離は劇的に短くなります。また、新しくできた商業施設やオフィスなども観察しておくことによって、お客様の回転がスムーズになることもあります。

コミュニケーションが好き

タクシー運転手の仕事は、接客業の一面も持っています。お客様の中には全く話をしない方もいますが、サービスを提供している立場上、当然お客様とのコミュニケーションは必要になってきます。お客様の様子をきちんと観察して、その場に合ったコミュニケーションをとれることも適性の一つと言えるでしょう。

車の運転が好き

タクシー運転手は、非常に長い時間車を運転します。お客様によっては長距離の移動をされる方もいるため、運転が好きという前提はとても大切になります。運転するのが苦痛……というのでは、仕事自体が苦痛になってしまいかねません。