白百合女子大学の著名な卒業生8人と大学の概要と就職事情も紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

作家系の卒業生

白百合女子大は、作家として活躍している卒業生もいます。その中でも、数々の著書を残した卒業生について紹介します。

津島佑子さん(文学部英文科)

津島佑子さんは、太宰治氏の次女であり、小説家として数多くの作品を世に送り出しました。代表作は、『笑いオオカミ』、『夜の光に追われて』など。小説だけでなく、随筆や翻訳など、幅広い分野で活躍した作家です。毎日芸術賞など数多くの受賞歴があります。また、自身の作品は、海外でも高く評価され、英語やフランス語などにも翻訳されました。2016年に68歳で他界しています。

関連サイト

津島佑子|新潮社

鹿島田真希さん(文学部仏文科)

鹿島田真希さんは、大学在学中の1999年に『二匹』という作品で文藝賞を受賞したことをきっかけにデビューした作家です。その後、『ピカルディーの三度』、『白バラ四姉妹殺人事件』などと数々の作品を発表し、三島由紀夫賞などを受賞。そして、2012年に『冥土めぐり』で芥川賞も受賞しています。また、ロシア文学に精通していることでも知られています。今後、どのような作品を世に送り出すか要注目の作家です。

関連サイト

鹿島田真希|新潮社

白百合女子大の就職事情

白百合女子大では、就職の対策としてキャリア支援課を設けており、学生のニーズや希望に合わせた、満足できる手厚い指導が特徴です。「自分を知る力」、「他者を大切にする力」、「社会に貢献する力」が備わるよう、サポートをしています。

英語英文学科に関しては、航空業界や旅行業界を志願する学生向けのカリキュラムを展開。英語や海外の文化の習得だけでなく、コミュニケーションやホスピタリティも一緒に学べます。実際に国内航空会社での客室乗務員の経験を持つ准教授が、指導に当たっています。

最近では、時代の流れもあり、白百合女子大でも総合職を目指す学生も増えています。総合職向けの対策コースを設け、実際の就活で使えるグループワークや演習をカリキュラムとして導入しています。

学生と時代のニーズに合った就職向けのカリキュラムが豊富ということもあって、2019年3月卒業の就職内定率は約98%。伝統のある女子大というだけあって就職内定率も高い数値をキープしています。特に金融および保険業界に関しては全体の20%を占めています。

まとめ

東京都調布市にある白百合女子大は、2学部6学科からなるカトリック系の大学です。卒業生は、芸能・アナウンサー・モデル・作家など各方面で活躍。テレビでおなじみの卒業生や、出産や育児を経ても第一線で活躍し続けている卒業生もいます。

また、白百合女子大は、学生と時代のニーズにマッチしたカリキュラムもあってか、就職率も高いのが特徴です。

近年、女性が出産や育児といったライフステージの変化があっても仕事をし続ける傾向が高くなっています。白百合女子大の卒業生が、何度か訪れるライフステージにおいて、どのような活躍をするか要注目です。

参考

学びの内容|白百合女子大学
建学の精神・教育目標|白百合女子大学
大学の沿革|白百合女子大学
姉妹校|白百合学園中学高等学校
学びの内容|白百合女子大学
芥川賞受賞者一覧|公益財団法人日本文学振興会
進路実績|キャリア教育 / 進路|白百合学園中学高等学校
2019年 卒業生 進学先一覧|湘南白百合学園
島田 由香 准教授|白百合女子大学
津島佑子 略歴|国際追悼シンポジウム「津島佑子の世界」公式サイト

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オダルミコ

都内在住のライター。子育て・教育・ライフスタイル・働き方を中心に心をこめて執筆をしています。ライティングを通して、知識が増え、視野が広がることに生きがいを感じています。プライベートではティーンエイジャーの娘と息子の母です。