「保育者にはなれない」という友人
私は保育が楽しくて子供可愛くて、それでとてもよかったのですが、同じように授業を受けて同じように実習に行った友人は、「私、保育者にはなれない」そう言っていました。本当に保育の話になってしまいますが子供ってまあ可愛いだけじゃないんです、もちろん。5歳で悪態ついてくる子なんてざらにいるし、言うことは聞いてくれないし時には叩いてくる。また保育者は、ただ子供の面倒をみていたらいいってわけではない。いろんな業務の中で親御さんや地域の方々とそして子供とたくさん関わりながら日々仕事をされています。それで友人は、「思っていたのと違うし、私は楽しいと思えない。このままじゃ子供を嫌いにまでなってしまそう。」と言っていました。彼女は今一般就職のために就活を頑張っています。
なかなかに厳しい就活
保育科の教授はそもそも保育者を育成しようと授業をしているので、中には他の就職活動について全く興味もない教授もいます。カリキュラムも就活のことなどは考えられていないので就職活動が忙しい4年の5月6月あたりに教育実習が丸々2週間入ったりします。その授業やら実習などと両立しながら就活をするのは想像以上にハードです。それに加えて、保育園などの就活が基本的に夏以降解禁になるので、保育科の周りの友人は遊んだりしています。精神的にも結構きついのでは?と思います。
また、就活では、大学や学科をいうと必ず、なんで保育じゃないの?と聞かれるようです。まるで保育から逃げるみたい…。そういう印象を持ってしまいます。
つまりは、学科選びも大事?
こんなにつらつらと書きましたが、つまりは、大学受験は大学名だけで選んだりしがちだけど、受かった後にどんなことを学ぶのか?それが一番大事だと思います。
これって本当に周りの大人とか先生とかによく言われる言葉ですよね。私もよく言われていましたが、あんまり深く考えずに聞き流していました。でも、大学生の私でさえ感じているんです。本当に大人はこうだと感じた上で私たちに言っていたんだろうなって今になって思っています。
大学を選ぶ時、いまやりたい事が何もないにしても、自分が受ける学科がどのようなことを勉強するのか?そのくらいはわかっていたほうが絶対にいいです。少し手間かも知れませんが自分が少しでも興味を持てそうだなって思うことを見つけることができると大学生活、素敵だと思います。少しどこかで気にかけてみてください。