英語教育に潜む問題~英語教育を学ぶ大学生からみた現実~ - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

英語を学ぶために身に付けるべきスキル

コミュニケーション力

コミュニケーション力が、英語の学習者にとって1番必要な力なのではないでしょうか。とにかく相手に伝えようとするメンタルと貪欲さが大事だと思います。
実際、学習指導要領にもコミュニケーションについては明記されており、「生きる力」を身に付けるために「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,聞くこと,話すこと,読むこと,書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う」と記載があります。

文法・語彙などの基礎知識

コミュニケーション力の育成のためには、もちろん文法・語彙などの知識の吸収は欠かせません。高校までの基礎を重点的に学ぶ授業はコミュニケーション力育成に一役買っているのだと思います。

英語教育の問題点と解決策

求められている場面で英語を話そうとしない人、言いたいことが言えずに口をつぐんだまま時間が過ぎるのをただ待つだけの人…そんな人たちがたくさんいます。
そんな人たちのために、私なりに日本の英語教育に対する解決策を考えました。

①失敗しても良いと子供に教える

中高の英語教育の時から英語をきちんと話そうとしている人が笑われ、間違えるとバカにされる雰囲気があるというのはよくないと思います。そこで、間違えることは悪いことではないと、実際の活気ある学級運営を通して子供に教えます。

②コミュニケーションを科目に

「コミュニケーションするときは、必ずしも完璧に話す必要はない。分からなければ身振りで代用してもいいし、言い間違いをしたとしても相手がくみ取ってくれればそれでいい。」多少の間違いなんてどうってことないからとりあえず自信のないことでもやってみよう!という空気をつくるためにも、そもそもコミュニケーションとは何なのかを子供に教える授業を作りたいです。

③ペア・グループ活動を授業で

早いうちから授業自体を子供のコミュニケーションをメインに構成すれば話すことに戸惑いがなくなるはずなので、小学校くらいからディスカッション等を取り入れていきたいです。

おわりに

文部科学省も大事なスキルとして認めている、コミュニケーション力。どうやって高めていくのか考えた時に、今の教育方法では難しいと思いませんか?

早いうちからどんどん人と話してコミュニケーション力を養い、英語を活用できる人が増えればいいなと思います!

この記事をかいた人

椎茸

早稲田大学教育学部3年。 千葉県出身。子どもと英語が大好きで、早稲田大学教育学部英語英文学科に進学。来年度の教育実習にむけて密かに勉強中。趣味は中学から続けているテニスと旅行。