浪人生がバイトをしないほうがいい理由
浪人中にバイトをするメリットはあるものの、やはり浪人生がバイトをすることに反対する意見も多いようです。ここでは、浪人中にバイトをしない方がいい理由をまとめました。
勉強時間が減る
当然のことですが、バイトをしている分、勉強時間は減ります。目標としている大学や子供の成績などにもよりますが、浪人中は基本的に毎日7〜10時間程度の勉強時間が必要と言われています。バイトに費やす時間だけ、バイトをしていない人と比べて勉強時間が減ることを念頭に置く必要はあるでしょう。
疲れて勉強に集中できない
バイト先から帰って勉強しようとしても、疲れていて集中できないということもあります。どのようなバイトであれ、働くことは体力と気力を消耗するもの。勉強しようと机に向かっても、勉強する気になれず「今日は疲れたから勉強はやめよう」と、つい考えてしまう恐れもあります。
後悔の原因になりうる
もし志望している大学に合格できなかった場合、「バイトはせずに勉強に専念するべきだった」と後悔してしまうかもしれません。目標としている進路に進めなかった直接の原因がバイトではなかったとしても、バイトをしたことが後悔する原因になることもあります。
【浪人中のバイト】選び方のポイント
浪人中のバイトを選ぶときのポイントをまとめました。子供の個性や志望校の難易度などを考慮しながら、的確なアドバイスをしてあげましょう。
勤務時間がなるべく短いものを選ぶ
浪人中は、拘束時間が少ないバイトを選ぶようにしましょう。勤務時間が短い、または勤務時間が選べるバイトがおすすめです。子供の生活状況や勉強に必要な時間を把握し、無理のない勤務時間のバイトを一緒に探してみてください。
早朝のバイト・シフトを選ぶ
比較的時給がいい夜勤や深夜のバイトは魅力的ですが、浪人中は朝方のバイトがおすすめです。夜にバイトをすると、自然と夜型の生活になってしまいます。不健全な睡眠習慣は、学業成績の低下につながるという調査結果もあります。浪人中だからこそ、早寝早起きの規則正しい生活を子供が送れるよう親がサポートしてあげましょう。
人間関係を気にしなくていい職場を選ぶ
職場での友人との交流は、浪人生がバイトをしたいと考える理由の一つですが、逆に人間関係がストレスになっては困ります。バイトを決める前に職場の雰囲気を見ておくなどし、なるべく人間関係を気にしなくていいようなバイトを選びましょう。またバイトを始めてから子供が職場関係に悩むことがあれば、思い切ってバイトを辞めるようアドバイスしてあげるのもいいでしょう。
家から近い職場を選ぶ
自宅からなるべく近い職場を選ぶようにしましょう。片道30分以上かかる場所は、往復すると1時間以上の時間のロスとなり、毎日の勉強時間にも影響を及ぼすことになります。子供とよく相談し、受験勉強の妨げとならないように考慮し、移動時間を最小限に抑えることができるバイト先を一緒に探してみましょう。