親が同伴した場合はどうなる?
学費や奨学金について詳しく検討できる
親と一緒に参加した場合は、子供のよく把握していないお金のことについて、詳しく情報入手することができます。学費や奨学金、支払期日など、親の把握しておきたい情報もたくさん。卒業後の進路やカリキュラムとの関係など、すでに社会に出て働く経験を経ている親でないと気づけないポイントもあります。
親と一緒に参加した高校生からは、次のような感想が出ています。
- 「お金のことは何もわからなかったので、親にまかせて代わりに相談してもらった」(高3女子・神奈川)
- 「親の視点からいろいろ質問してくれたので、高校生の自分では気づけなかったことが知れた」(高2男子・東京)
(引用元:オープンキャンパスに親と行くメリット、デメリットとは?オープンキャンパス同伴者ガイド【保護者編】|スタディサプリ進路)
遠方なら移動や宿泊が心強い
一人では遠方まで出かけたことのないという高校生も多いことでしょう。長距離の移動や宿泊などを伴えば、親としても事故や犯罪などが心配になります。参加を決めている学校のうち一校などに親が同行し、一人で行動する際の注意点や困った時の対処法などを、一緒におさらいするのもひとつの手です。
学生メインのプログラムでは親が暇になる?
ただし、親と一緒に参加した時は、プログラムによっては親が手持ち無沙汰になることも。体験プログラムなどは、学生が主体で親の出番はありません。
- 「見学ツアーの途中で、母親が疲れたと言い始めて面倒だった」(高2女子・神奈川)
- 「生徒オンリーの体験が長くて、親と来る意味がわからなくなった」(高2女子・奈良)
- 「保護者が暇になりがちだった」(高3女子・山形)
(引用元:オープンキャンパスに親と行くメリット、デメリットとは?オープンキャンパス同伴者ガイド【保護者編】|スタディサプリ進路)
こういった声も聞かれます。親が同行する場合は、必要な場面だけ参加して、あおてゃ別行動するなど、工夫してみるのもいいのではないでしょうか。
第一志望の大学を深く体験したいなら一人が最適
友達や親と参加するのも、一人で参加するのも、それぞれにメリットやデメリットがあります。同行者がいる場合は、緊張が解けやすく安心です。一人で参加する場合は、興味関心に従って満足のいくまで見学できます。
第一志望校が決まっているのなら、より深く体験できる一人での参加がおすすめです。その学校に入学して学生生活を送る際のイメージを抱くことができ、興味のある学部・学科や授業を確認することもできるでしょう。
前出の「高校生の進路選択に関する調査(進学センサス2016)」によれば、オープンキャンパスなど学校主催イベントの平均参加回数は4.21回。慣れるための参加、深く知るための参加と、目的を決めてさまざま体験してみてもいいのではないでしょうか。
参考
リクルート進学総研「高校生の進路選択に関する調査(進学センサス2016)」P76
まとめ
オープンキャンパスに一人で参加するとなると、親も子供も一抹の不安を抱えるもの。けれど、一人で参加しなければ得られないメリットもたくさんあります。特にその学校のことをよく理解し、自分に合うか合わないか判断するには、一人で体験してみるのが一番です。
オープンキャンパスは一度きりの機会ではありません。受験しない学校を含め複数参加してもいいですし、1年生や2年生のうちから参加して、同じ学校を数回体験してみてもいいのです。ここぞ、という志望校が見つかったら、ぜひ子供が一人で参加する機会を作ってみてはいかがでしょうか。
参考
高校生のための進学ガイド オープンキャンパスで大学・短期大学・専門学校訪問!|マイナビ進学
みんなでつくるオープンキャンパスサイト|ベネッセ
オープンキャンパス、1人で行っても大丈夫?そんな不安が解消される、1人で行くオープンキャンパスのメリットを紹介!|ベネッセ
意外と多い! オープンキャンパスに一人で行くことのメリット|進路のミカタ
オープンキャンパス一人でいくのは心細い!? オープンキャンパス同伴者ガイド【一人編】|スタディサプリ進路
オープンキャンパスに親と行くメリット、デメリットとは?オープンキャンパス同伴者ガイド【保護者編】|スタディサプリ進路
リクルート進学総研「高校生の進路選択に関する調査(進学センサス2016)」