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受験前に大学など志望校のリアルな姿が見られるイベントとして、多くの高校生がオープンキャンパスに参加しています。その時にふと悩んでしまうのが、どんな格好で参加したらいいのかということ。親世代が大学受験の頃はオープンキャンパスがまだ一般的ではなかったため、勝手の分からない人も多いのではないでしょうか。
ここではオープンキャンパスの意義や目的、内容などを概説し、適した服装の選び方や必要な持ち物、実際の服装例などを紹介します。子供が悩んでいる時、ぜひ情報をシェアしてください。
もくじ
オープンキャンパスの服装と持ち物、選び方のポイント
オープンキャンパスの服装と持ち物について、まず、どういった点を考慮して選べばよいのか見ていきましょう。4つのポイントに分けてまとめています。
ポイント①:動きやすい服装と靴
オープンキャンパスの情報は盛りだくさん
オープンキャンパスで開催されているプログラムは、キャンパスツアー、カリキュラムや設置学科など全体的な学校説明会、入試説明会、体験授業と盛りだくさん。学園祭と同時開催する学校もありますし、ゼミやサークルなど個々にブースを設けていることもあります。また、複数の学部や学科を擁する学校のキャンパスは、広いものです。1日で相当歩くと考えておきましょう。
当日はこんなスケジュールで動く
進路情報のポータルサイト・マイナビ進学が、オープンキャンパスを隈なくまわることのできるスケジュールとして、以下のような例を紹介しています。
【Step 1】学部主催の説明会→【Step 2】学部生相談会→【Step 3】食堂で昼食→
【Step 4】キャンパスツアー→【Step 5】サークルなど見学→【Step 6】大学構内・周辺を散策
かなりの距離を移動することが予想できますし、場合によっては、実習の一部やサークル活動を体験させてもらえるかもしれません。動きやすい服装と靴を第一に考えましょう。
参考
事前準備が明暗を分ける オープンキャンパスの超・有効活用法!|マイナビ進学
ポイント②:温度変化に対応できる羽織もの
オープンキャンパスの開催時期
オープンキャンパスの開催時期は、主に夏から秋にかけてです。時期によっては暑い日も涼しい日もありますし、建物の外を歩く移動中と室内にいる説明会や体験授業では、大きく温度が変化することも。脱ぎ着が簡単でさっと温度調節できる、パーカーやカーディガンなどの羽織ものを用意していきましょう。
地域によって気候差も大きい
子供が自宅近辺の学校だけを志望するとは限りません。地域によっては、同じ時期でも気温が大きく違うもの。次の表は、北から南の3つの都市をピックアップして、7月から11月における月の平均気温、平年値をまとめたものです。
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | |
札幌 | 20.5℃ | 22.3℃ | 18.1℃ | 11.8℃ | 4.9℃ |
東京 | 25.0℃ | 26.4℃ | 22.8℃ | 17.5℃ | 12.1℃ |
福岡 | 27.2℃ | 28.1℃ | 24.4℃ | 19.2℃ | 13.8℃ |
同じ月でも、地域によって3~10℃ほども気温が違うことが分かります。あらかじめ現地の気温を調べておいて、それに対応できる服装で向かいましょう。
ポイント③:荷物がたくさん入る大きめバッグ
学校案内やパンフレットなど、配布物がいっぱい
オープンキャンパスでは、学校案内やパンフレットなど配布される資料が多いので、荷物が増えても対応できるバッグを用意しましょう。もしくは折り畳みできるサブバッグなどを持参するといいでしょう。
資料はA4サイズが基本。折り曲げてはいけない書類や紛失してはいけない資料の保管に、A4サイズのクリアファイルを用意していくと役に立ちます。
備えておきたい当日の持ち物
オープンキャンパス当日に持って行きたい持ち物を、次に挙げます。
<必携>
- 筆記用具:アンケートに記入したり説明の要点をメモしたりする。
- メモ帳・ノート:立ったままメモを取ることも多いので、携帯に便利なサイズのものや表紙の硬いものが便利。
- 大学案内:事前に入手したパンフレットなど。説明時の資料や地図、交通アクセス確認用として。
<あると便利>
- 羽織ものやストール:ストールはクッション代わりやひざ掛けとしても便利。
- タオルや汗拭きシート、帽子などの日よけグッズ:夏の暑さ対策に。
- 飲み物:夏の水分補給、熱中症対策として。
持ち物、配布物をあわせると、それなりのボリュームになります。大きめのリュック、肩掛けできるトートバッグなどがおすすめです。
ポイント④:校風とTPOを考慮して制服or私服をチョイス
リクルートが運営しているサイト「スタディサプリ進路」では、オープンキャンパスに参加した高校生を対象に「どんな服装で行ったか」をアンケート調査しています。そこでは制服と私服はほぼ半々の結果となっていますが、それぞれどのような考えで選んだのでしょうか?
<私服を選んだ学生の声>
- 「大学生は私服だから、清楚な私服で行くことでキャンパスに馴染めるから」(高2女子・愛知)
- 「服飾系の専門学校だったから、ファッションで自己アピールしたいと思った」(高2女子・兵庫)
- 「保育系のオープンキャンパスで実習があった。制服だとスカートで、動きづらいと思った」(高3女子・東京)
<制服を選んだ学生の声>
- 「制服は正装だからハズレることがない」(高1女子・和歌山)
- 「専門学校は大学より人数が少ないから、悪目立ちすると覚えられてしまうと思ったから。制服が一番無難」(高3女子・神奈川)
(引用元:制服 or 私服?オープンキャンパスの服装の注意点とは?|スタディサプリ進路)
シチュエーションや参加する学校の雰囲気で、より適した方を選んでいる様子。
オープンキャンパスでは、制服や私服の指定はなく、服装は原則自由。プログラムの内容や校風を考慮し、どちらを選ぶか決めましょう。また遠方の学校に参加する場合は、私服の方が移動や持ち運びに楽でしょう。