加藤和彦さん(ミュージシャン)
加藤和彦さんは、1947年生まれの音楽プロデューサー・作曲家・ギタリスト。龍谷大学経済学部在学中の1965年、加藤を中心に「ザ・フォーク・クルセダーズ」を結成。大学卒業後はコックとして就職し、バンドも解散する予定だったところ、オリジナル楽曲「帰って来たヨッパライ」へのリクエストがラジオ局に殺到したのをきっかけにメジャーデビュー。1971年には当時の妻ミカをボーカルに迎えた『サディスティック・ミカ・バンド』を結成するなど、1960年代から70年代の日本の音楽シーンをリードしました。その後も映画音楽やゲーム音楽、スーパー歌舞伎に携わるなど、多彩な分野で活躍しました。2009年に亡くなっています。
竹下義樹さん(弁護士)
竹下義樹さんは、1951年、石川県輪島市生まれの弁護士。盲学校に通っていた高校時代に弁護士を志し、龍谷大学法学部に入学。司法試験を目指しますが、前例がないとの理由で受験を許可されませんでした。それでも諦めずに法務省への陳情、国会での意見陳述、支援者の署名運動などを経て司法試験の点字受験を実現させ、1981年、9度目の挑戦にして合格。「全盲」という視覚障がいを抱えた人として初めての合格者でした。龍谷大学卒業生としても初の司法試験合格者です。1984年に弁護士登録。2013年の障害者差別解消法の制定にも携わりました。
三島海雲さん(カルピス創業者)
三島海雲さんは、1878年生まれのカルピス創業者。大阪郊外の貧しい寺に生まれた三島さんは、16歳で龍谷大学の前身・京都西本願寺文学寮に入寮。卒業後は山口県の中学校に英語教師として赴任します。24歳で仏教大学(現在の龍谷大学)に編入。25歳で中国大陸に渡り、雑貨などを販売し、内モンゴルで家畜の乳を乳酸菌で発酵させた酸乳に出会います。
帰国後、内モンゴルで出会った酸乳を参考にして「カルピス」を開発。「カルピス」は発売100周年を迎えた2019年現在も広く人々に親しまれています。
吉岡貴司さん(サンスター代表取締役)
吉岡貴司さんは、サンスターの社長。1987年、龍谷大学経済学部卒業。オーラルケアの分野で世界進出を果たしているサンスターの社長に40代の若さで就任しました。大学時代に所属していた重量挙げ部や学友会の活動で、人間関係を築くための基本が培われたとインタビューで語っています。