笑福亭笑瓶さん
べっこう色のメガネフレームが特徴の笑福亭笑瓶さんは、大阪芸術大学文芸学科を卒業しました。
もともとは役者志望でしたが、笑福亭鶴瓶さんに魅せられて、弟子入り。その後、笑福亭鶴瓶さんの付き人としてタレント修業を重ね、毎日放送の「突然ガバチョ!」でレギュラーを獲得します。
関西での人気を得て、東京に活動拠点を移してからは「ものまね王座決定戦」での個性的なものまねが人気を呼び、全国区のタレントに。現在は、「噂の!東京マガジン」や「大阪ほんわかテレビ」でレギュラー出演しています。
上田文人さん
海外でも高い評価を受けているゲームクリエーターの上田文人さんは、大阪芸術大学美術学部を卒業しています。
大学卒業後は、コンピューターグラフィックスを独学で学び1995年に株式会社ワープに入社し。1997年に、ソニー・コンピューターエンターテイメントに入りました。そこで、プレイステーション2専用ソフトの「ICO」や「ワンダと巨像」のディレクターを担当します。どちらの作品も海外で高い評価を得ています。
また、「人喰いの大鷲トリコ」ではクリエイティブ・ディレクターとして関わりました。その後は、独立しgenDESIGNの代表取締役として活躍しています。
山下敦弘さん
「リンダ リンダ リンダ」や「オーバー・フェンス」などの作品で知られる映画監督・山下敦弘さんは、大阪芸術大学映像学科を卒業しています。
大学3、4年生のころから映画一本の生活をしており、卒業制作として撮った「どんてん生活」が国際映画祭に出品され、劇場公開までされました。その後、「ばかのハコ船」「リアリズムの宿」などを手がけました。
2005年には「リンダ リンダ リンダ」が映画雑誌で2005年邦画ベストランキングで1位を獲得するなど、着実に映画監督としてのキャリアを重ねていきます。現在も大学時代の仲間と映画を製作しており、多くの映画を世に出しています。
中島らもさん
『頭の中がカユいんだ』(大阪書籍)や『ガダラの豚』(実業之日本社)が有名な小説家の中島らもさんは、大阪芸術大学放送学科を卒業しています。
その後、叔父の紹介で印刷会社に就職し、約4年間営業マンとして働きます。印刷会社退社後は、コピーライターとして活動。コピーライターの仕事を経て、1987年に有限会社中島らも事務所を設立し、作家活動を進めました。
1993年に発表された『ガダラの豚』(実業之日本社)では、日本推理小作家協力賞を受賞しています。作品の中には、映画化、テレビ化、漫画化された作品も多数あります。