著名な東京藝術大学卒業生10名！入学難易度は？卒業後の進路を解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

東京藝術大学生の声

では、狭き門を通過した東京藝術大学生は、東京藝術大学をどう評価をしているのでしょうか。

自分で何かしないと、動かないと何も出来ない場所。

（美術学部絵画科学生より）

専門的なことが、一流の先生から学ぶことか出来てよかったと思った。また大学に戻ってまなびたいとさえ思える。

（音楽学部声楽科卒業生より）

自分のやりたいことが明確に決まっている学生には良いと思います。というのも、基本的に教授は何も導いてはくれません。求めたことに応じてくれます。

（美術学部デザイン科卒業生より）

東京藝術大学の公式ホームページにある「最近5年の進路状況」のうち、平成30年度の卒業生の進路状況を表にまとめました。

【平成30年度卒業生進路状況】（単位：人）

参考

進路状況比率は、進路別人数÷卒業者で求めています。

卒業後の進路が決まっている人は6割弱で、進路を決めずに卒業していく人は4割近くいることが分かります。

その原因は、単に就職できないというわけではなく、就職希望者が少ないことにあると考えられています。

一部の超一流の学生演奏家を除いて、多くの人は進路に困ることになります。

（中略）

自分で人脈を広げて、広い視野で社会を見つめ、工夫して行動していく必要があります。それができなければ基本的にフリーランス(フリーター)です。

（音楽学部器楽科学生より）

多くの大手企業やデザーナー（原文ママ）のもとへの合格実績があります。指導は特にされないので就職する気があるのなら自分でポートフォリオを企業の方や先輩に添削してもらうなど準備が必要です。

（美術学部デザイン科学生より）

音楽学部と美術学部では、進路状況が異なることが伺えます。

東京藝術大学の良さは、自己表現の受け皿として自由に生きる環境が整っていることです。学生達の価値観は一般常識では測れず、芸術家として自分の求める最善の表現を一生涯突き詰めていけることは幸せでしょう。

その自由な生き方はある種の憧れの的となっており、常に世間から注目を浴びています。