オーケストラ
弦楽器の場合はオーケストラも必修ですが、週に1コマ授業があるというわけではありません。学校の掲示板に定期的に次回のオーケストラ情報が張り出され、それに参加したければ申し込む、という形式です。1年次にオーケストラに参加しすぎて大変なスケジュールになっている人もいました。4年間の履修のバランスが偏りがちなところは、一般の大学と同じです。
副科ピアノ
専攻楽器がピアノ以外でも、ピアノのレッスンを週に1回受けます。これも先生によるとは思いますが、あくまで副科であるため、専攻楽器のレッスンとは違って比較的アットホームな雰囲気で行われることが多いです。ただ、ときどき、「音大にピアノで入ろうかと迷っていたオーボエ専攻」などという猛者もいて、そういう人と副科ピアノ試験の順番が前後になると精神的につらいです。
こんな選択科目も!
副科○○
副科ピアノは必修ですが、それにプラスして他の楽器などを副科として選択することも可能です。別料金なのですが、そうそうたる先生方に1から贅沢に教わることができるので、音大に入った特権という感じがします。副科としては、声楽・作曲・指揮が人気です。
室内楽
2〜5人くらいの編成で、グループを組んで履修することが出来ます。私はずっとバイオリン科でしたが、高校ではビオラ、大学ではバイオリンで計3つの室内楽を履修しました。演奏自体も普段と違う編成なので面白いのですが、他の楽器と組むことで普段レッスンを受ける機会のない先生にみてもらえるというメリットもあります。これも授業の形式ではないので、自分たちで予定を合わせて練習して、先生にアポをとってレッスンを受けなければなりません。
一般教養科目
一応、一般教養科目も存在はしていました。「必修日本語」があるくらいなので、一般教養科目もかなりかみ砕かれた授業だった覚えがあります。私は哲学や社会学の授業をとっていて、音楽学より面白く感じてしまい再受験に至りました。音声と心理学を結び付けた授業などもあり、音大生に興味を持たせようという学校側の努力を感じます。
まとめ
音大の授業内容は、イメージ通りでしたか?
一般高校から音大に進学する場合は、音楽高校で学ぶ内容から始めることになるのでもっと勉強色が強いかも知れません。
音楽に関わってこなかった人も、こんなことを勉強しているのか、と興味を持ってもらえたら嬉しいです!