英検準1級の単語レベルとは?難易度やオススメの単語帳を紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

英検準1級に出てくる単語はどのくらい難しいのでしょうか。英検準1級を受験するためにまずチェックしておきたいことは、英検準1級レベルの単語が習得できているかどうかです。語彙を確かめる問題に限らず、リスニングや長文問題でも準1級レベルの単語をしっかり身につけておくことは大切なことです。当記事では、英検準1級の単語のレベルや難易度、おすすめの単語帳などを紹介します。

英検準1級の難易度とは?

公益財団法人日本英語検定協会は、英検準1級のレベルの目安について以下のように記しています。

準1級は、最終目標である1級の手前まで着実に力をつけているレベルで、およそ大学中級程度とされています。社会生活で求められる英語を十分理解し、また 使用できることが求められます。

(引用元:準1級の試験内容・過去問|公益財団法人日本英語検定協会

2016年度の第1回の英検準1級の1次試験の高校生の合格率は18%という結果も発表されており、難易度の高い試験と言えるでしょう。

参考

高校生 1級・準1級・2級の受験者数、および合格率昨年度同回次より大幅アップ!!|公益財団法人日本英語検定協会

出題される単語のレベル

英検準1級に合格するために必要な単語数は、7,500語から9,000語と想定されています。新学習指導要領における高校卒業レベルの英単語数は4,000語から5,000語程度ですので、高校の授業やセンター試験などでは出てこない難しい単語がたくさん出てきます。レベルとしては、社会性の高い分野の英文を理解することができる程度の単語力が必要です。英字新聞、評論文、小説、ビジネスメール、取扱説明書などを読み取るのに必要な単語を覚えておきましょう。

参考

【英検準1級レベル】難易度・範囲・問題傾向などを完全まとめ|ESLClub

外国語教育の根本的強化のイメージ|文部科学省,p1

単語の具体例

準1級では、筆記試験の大問125問中のうち、21問程度で語彙の知識を問うてきます。長文問題のように文脈から推測したり、文法の知識を使って解いたりすることができない傾向にあるので、どの程度単語を知っているかが得点の決め手となります。実際にどのような単語が出てくるのか、英検準1級レベルの単語をいくつか見ていきましょう。

  • disclose(公表する)
  • knot(結び目)
  • ethical(道義にかなった)
  • paraphrase(言い換える)
  • disposable(使い捨ての)
  • intruder(侵入者)
  • elimination(排除)
  • comply(従う)
  • stern(厳格な)
  • designate(指名する)

英検2級で、どこかで聞いたり見たりしたことがあるような単語が多かったと感じた人も、英検準1級では今までに見たことのないような単語が多く出てきて、点数が取れないこともあります。英検準1級の頻出単語などをチェックし、語彙力を強化しましょう。

英検準1級 単語

英検準1級対策におすすめの単語帳

英検準1級に合格するためには、英単語帳を使って語彙力をつけるのが効果的です。頻出される単語がピックアップされているので、英検準1級レベルの単語を効率的に学習できます。それでは、英検準1級の対策におすすめの単語帳を紹介します。

DUO3.0

高校生だけでなく大学生や社会人にも活用されているのがDUO3.0です。重要単語1,600語、重要熟語1,000語が重複することなく、560本の英文に凝縮されています。従来の単語帳であれば、1つの英文に1つの重要単語、または熟語が含まれているのが一般的ですが、DUO3.0は次のように1つの英文に数個の重要単語と重要熟語が入っています。

Medical breakthroughs have brought about great benefits for humanity as a whole.

医学の飛躍的発展は人類全体に多大な恩恵をもたらしてきた。

重要単語4語(medical / breakthrough / benefit / humanity )

重要熟語2語(bring about… / … as a whole)

(引用元:DUO3.0 商品の説明|Amazon

DUO3.0の例文は記憶に残りやすいものが多いのが特徴で、効果的に学習できることが期待されます。英検準1級受験に向けて、まず単語の基礎を確認し身につけるためにおすすめの一冊です。

単語王2202

「大学受験で本当に使える」単語帳として高校生に圧倒的な人気を誇る単語王2202は、英検準1級の単語対策としてもおすすめです。単語王2202の一番の特徴は、多義語や派生語が豊富に盛り込まれているところです。例えば、単語王2202の中の単語”fragile”には、「壊れやすい、もろい」などいくつかの日本語の意味のほか、”breakable” “delicate” “feeble”などのような同義語も数多く記載されています。単語の複数の意味や同義語を知ることにより、その単語の持つ「幅」や「深さ」を実感し、単語の意味をイメージしやすくなります。

また、1冊が4つのレベルに分かれており、自分のレベルや目的に合った単語の学習ができるようになっています。中身の視認性が高いのもおすすめのポイントです。英検準1級の基礎単語習得から語彙数アップに役立つこと間違いなしの単語帳です。

英検準1級でる順パス単

英検対策の単語帳としておなじみの一冊、旺文社出版の「英検準1級でる順パス単」は、とにかく掲載単語数が多く、基本から上級まで、幅広いレベルの単語を学ぶことが可能です。本のタイトルの通り、これまでの英検準1級の出題傾向に基づき出題されやすい単語や熟語が「でる順」で学習できます。短期間に、効率よく英検準1級の語彙対策ができるのが魅力。無料音声サービスも利用でき、単語を聞いたり発音したりしながら単語を覚えることもできます。

英検準1級文で覚える単熟語

英単語は例文を使って覚えると記憶に残りやすいと言われています。「英検準1級文で覚える単熟語」では、英文を読みながら文脈の中で1,526語もの単語が覚えられます。5つのテーマに分類し、英検の過去問から抜粋したものとオリジナルを合わせて、16の英文が収録されています。英検準1級に出題される単語・熟語を効率的に学べるほか、長文問題の対策にもつながるところもこの単語帳の特徴です。この単語帳を使って、文脈の中で単語を覚える効果をぜひ実感してください。

キクタン英検準1級

アルク学参シリーズから出版されている人気の「キクタン」シリーズの英検対策版です。キクタンの特徴は、単語や熟語を聞いて覚えることに重点を置いたところです。付属のCDを使ってチャンツ(リズムよく英語を発音すること)を利用して耳から単語を習得します。同じ単語が複数回読み上げられるので、記憶に定着しやすい仕組みとなっています。これまでの過去問題を分析し高頻度で出てくる単語が厳選されており、語彙問題対策にはぴったりの単語帳と言えるでしょう。