留学で持っていくスーツケースを選ぶときのポイントは? - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

 

あまり意識しないスーツケースの容量について

スーツケースの容量は、あまり意識することがないかもしれません。過度に間仕切りや収納ポケットなどが多いと、その分自由に使えるスペースが少なくなります。ですが、持って行くスーツケースは1個と決めた以上は、アメテニティ用品などの必要最低限なもの以外は現地調達を考えているはずですので、容量については案外割り切って選べるのではないでしょうか。

頑丈でしっかりしている(ハードおよびフレームを選ぼう)

スーツケースの種類は大きく分けてハードタイプとソフトタイプの2種類があります。さらに、ハードタイプは開閉構造によってフレームタイプとファスナータイプに分類されます。数種類あるなかでも、留学に持っていくスーツケースはハードタイプでフレーム開閉のものを選ぶのがおすすめです。

海外では何が起こる予測がつきにくいものです。外務省の海外安全ホームページで渡航先の情報を確認し、緊張感を持っておいた方が良いでしょう。その上で、空港は特に危険やトラブルが多い場所ですので、気を抜かないことが大切です。

恐ろしい事例ですが、スーツケースがファスナー開閉のものだった場合、ちょっとした隙に悪意を持った見知らぬ人に、持っているだけで危険なモノを詰め込まれてしまい、自身が犯罪者に仕立てられてしまうこともあり得ます。身を守るためにもセキュリティ性の高いスーツケースを選びましょう。

防犯機能が付いている(TSAロック)

ハワイやタヒチを含めてアメリカへ留学する場合には、TSAロック機能付きのスーツケースがおすすめです。9.11事件以降、アメリカへの渡航の際には、事前にスーツケース類の施錠を外して中身を確認する検査が厳しく実施されています。TSA係官には、ランダムに荷物を選び検査をする権利が与えられているのです。

TSAロック機能付きのスーツケースであれば、施錠をしたままでも係官がTSAロック共通のマスターキーを使って鍵を開けることができます。

一方でTSAロック機能付きでないスーツケースの場合、開錠することを忘れたまま預けてしまうと、安全対策上の理由から必要に応じて合法的に鍵を壊されてしまいます。スーツケースの鍵が壊されることを避けるためにも、TSAロック機能付きのスーツケースを選ぶことが大切です。

スーツケースの個数は原則1個

留学 スーツケース

長期の留学だとしても、機内持ち込み用の手軽な荷物以外は、スーツケースは原則1個とすることをおすすめします。イミグレーションを通過し、入国ロビーで荷物を受け取っても、さらに検査は続きます。

スーツケースが複数あれば、開錠を1個1個求められ、念入りな検査が必要となります。1個だけであれば簡単に済むので、迎えのスタッフがいる場合も待たせずに済むでしょう。