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医療の専門職にはさまざまな職種があります。医師を筆頭に多くの専門職の人たちが患者さんを支え、適切な医療処置を施せるように努力をしてくれています。
歯科技工士とは、歯科医療に携わる医療技術専門職です。歯科医師が出した指示書を基に、入れ歯・かぶせ物・詰め物・矯正装置などを作り、加工、修理する職業です。「8020運動」など歯に対する意識が高まりを見せる中、歯科技工士は歯科医院には欠かせない存在となっています。
そこでこの記事では歯科技工士に関する情報をまとめました。仕事内容や年収などもご紹介しますので、歯科技工士に興味のある方はぜひ参考にしてください。
もくじ
歯科技工士になるには?
歯科技工士になるには、高校卒業後に大学・短大・専門学校へ進学し、歯科技工士の国家試験に合格する必要があります。
国家試験を受けるためには、認定された歯科技工士教育機関に入学し、2年以上の期間、歯科技工士になるために必要な技能と知識を学習する必要があります。国家試験に合格して初めて、病院や歯科医院への就職が可能になります。
歯科技工士の仕事内容
歯科技工士の主な仕事内容は
- 入れ歯・差し歯
- 歯の矯正装置
- マウスピース
- 歯の被せ物
- 歯の詰め物
これらを、歯科医師の指示に基づいて作成することです。
人の口の中は非常にデリケート。歯の治療後に違和感が残らないよう、患者に合わせて歯科技工物を作ります。精密な技術を要するため、これらの歯科技工物を作るのは歯科医師か歯科技工士にしか認められていません。
歯科技工士になるために必要な学歴
歯科技工士になるにはどのような学歴が必要なのでしょうか。
大学は卒業しておくべき?
歯科技工士の国家試験を受験する条件は、「歯科技工士教育機関に入学し、2年以上の必要な技能と知識に関する学習」を修めた者と決められています。歯科技工士教育機関を出るまでに、大学だと4年、短大は2年、専門学校は2~3年を要するのが一般的。必ずしも大卒でなければいけないということはありません。
歯科技工士になるために必要な基礎科目
歯科技工士養成施設の科目数は実習を含めて全部で13科目。中でも基礎科目と呼ばれるものには2つの科目があります。
1、外国語
ほとんどの養成所で英語が採用されています。一般教養としての英語のほか、歯科技工関連の専門英語を学びます。2、造形美術概論
義歯や矯正装置の作製にあたっては、自然な調和感覚とバランス感覚が必要です。美的センスを身につけることも大切です。
(引用元:歯科技工士になるには 歯科技工士の資格|看護医療進学ネット)
歯科技工士になるために必要な専門科目
13科目中10科目は専門的な分野の科目になります。
1、関係法規
歯科技工士法と関連法規について学び、業務を遂行できるよう適正な知識を修得します。積極的に法を守る態度も養っていきます。2、歯科技工学概論
歯科技工の概念と歯科技工士の倫理を身につけます。また、歯科技工に関係する咀嚼系器官についての知識と歯科技工業務の実施に必要な運営管理と作業環境などについての知識を修得します。3、歯科理工学
歯科鋳造の理論や技術をはじめ、歯科技工に必要な歯科材料、機械器具についての基礎的な知識を理解し、その取り扱いと応用について学びます。4、歯の解剖学
歯について、その形態と構造を解剖学的見地から正しく理解し、歯群として歯が口腔の総合的機能に関与する重要性を認識します。そのうえで、歯の形態を素材に彫刻できる技術を修得します。5、顎口腔機能学
歯科技工士に必要な、歯、口腔、顎のかかわりを生理学的にとらえ学びます。6、有床義歯技工学
有床義歯の理論と応用について適正な知識と基礎的な技術を修得します。総義歯(全部床義歯)と局部床義歯(部分床義歯)の2分野にわかれています。7、歯冠修復技工学
歯冠修復物と架工義歯(橋義歯)の種類と構成などを理解するとともに、その理論と応用について適正な知識と基礎的な技術を修得します。8、矯正歯科技工学
歯科矯正の基礎的概念を理解し一般に使用されている歯科矯正装置の製作法について学びます。9、小児歯科技工学
小児歯科の基礎的概念を理解し一般に使用されている修復物と咬合誘導装置などの製作法について学びます。10、選択必修科目
各養成施設の特色を出せるように、養成施設ごとに専門科目から選択した科目を学びます。
(引用元:歯科技工士になるには 歯科技工士の資格|看護医療進学ネット)