美容部員の3つの勤務先
美容部員にはさまざまな勤務先がありますが、大きく分けると「百貨店」「化粧品専門店」「化粧品メーカー」の3つに分類されます。事前の就職活動の進め方にも注意が必要です。
①百貨店
高級ブランドを扱えるのが百貨店に勤める美容部員です。百貨店に勤める美容部員は、ブランドからの派遣、もしくは百貨店に籍を置く形で働いています。また、ブランドが丸ごと変わることはほとんどなく、1つのブランドを追求できるのが百貨店に勤める美容部員の特権です。
②化粧品専門店
美容部員はブランドを問わず、化粧品専門店に取りそろえられているアイテムの全てを提案することができます。若い方であっても年齢の近い来客と接しながら、幅広いラインナップの化粧品を提案できます。
③化粧品メーカー
化粧品メーカーに勤めながら、美容部員として化粧品を提案するケースもあります。百貨店や化粧品専門店で勤務する場合と業務内容に違いはありませんが、キャリアアップに大きな違いがあるとされています。基本的に化粧品メーカーの従業員は営業活動の一環として、美容部員としてフロアに立ち、実績を積んだ後に販促の立場に変わる、というキャリアを経ることがほとんどです。
美容部員のやりがいと向いてる人の特徴
美容部員にはコミュニケーション能力が求められます。自分の子供が美容部員に向いているかどうかを確認するためにも、これから紹介する「悩みを解消しながら販売できる」「好きなコスメを探求できる」「チームワークで達成感を共有できる」という3つの要素を満たしているかをチェックしていきましょう。
悩みを解消しながら販売できる
美容部員の大きなやりがいであり、向いている人の特徴としても挙げられるのが、悩みを解消しながら販売できることです。自分が使ってみた実感と、客が感じているお肌の悩みや化粧品を使った感想がマッチすれば、販売につなげることができます。
美容部員への取材を行ったNIKKEISTYLEでは、次のような工夫で売上を獲得していると記載しています。
ルミネ池袋の店舗は近隣で働く20~30代の女性の来店客が多い。「プレゼンの前になると緊張してしまう」「仕事でストレスを感じている」といった悩みを聞き出すと、「就寝前、枕元に香りを少し放つだけでもリラックスできますよ」と優しく語りかける。
引用元:関東売り上げNo.1の美容部員 悩みに応える香り提案│NIKKEISTYLE
好きなコスメを探求できる
「きれいでいることが好き」という要素も美容部員に求められる能力の1つです。きれいな身だしなみを保ちながら、美しさを保つためのコスメを探求できるのは美容部員だけの特権といえるでしょう。
チームワークで達成感を共有できる
来客を相手にすることが全てと思われがちな美容部員ですが、百貨店でも化粧品専門店でも化粧品メーカーでも、顧客を満足させるためのチームワークは欠かすことができません。1つのチームとして、目標を達成するための施策を考えることには大きなやりがいがあります。