ブリーダーの仕事に向いている人の特徴
ブリーダーに向いている人の特徴を紹介します。
誠実に動物と接することができる人
ブリーダーに向いている人の特徴の1つ目は、誠実に動物と接することができる人です。動物は話すことができませんので、毎日きちんと見てあげる必要があります。毎日接することでちょっとした変化や病気の予兆を察知することができます。よって、いいかげんに世話をするのではなく、動物に対しても誠実に接することができる人が向いているでしょう。
利益を考えずに動物と向きあえる人
ブリーダーに向いている人の特徴の2つ目は、利益を考えずに動物と向き合える人です。動物の出産費や餌代、定期健診、ワクチン、ケア用品など、動物の繁殖を手掛けるには多額の経費がかかってしまいます。そのため、手元に残るお金がほとんどないという状況もありえます。そんな状況でも利益を考えずに、まずはきちんと動物と向き合える人が向いているでしょう。
正しい知識を集められる人
ブリーダーに向いている人の特徴の3つ目は、正しい知識を集められる人です。日本のブリーダー業界は閉ざされた世界という一面があり、情報を集めるには積極的に動かなければなりません。受け身だけでは最新の情報や正しい情報を集めることができません。よって、積極的に正しい情報を集められる人が向いているでしょう。
1日の仕事の流れ
個人のブリーダーとして働く人の例を紹介します。
06:00 起床
起きたらすぐ、動物の様子に異変がないかを確認します。
06:15 動物の散歩
飼っている犬を散歩に連れて行きます。夏は日の出も早いため、もっと早い時間(4時〜5時)に起き、涼しいうちに散歩を済ませます。
7:00 餌やり
人間と同様、動物の健康も食事から。毎日、決まった量、決まった内容の食事をきちんと与えることはとても大切です。
8:00 健康チェック
目のツヤや毛並などを確認しながら、健康状態に異常がないかをよく観察します。もし異変があった場合、すぐ獣医に相談します。
11:00 餌やり
午前中に2回めの餌やりを行います。
12:00 昼食
動物の餌やりが終わったら、自分の食事をとります。
13:30 ケージの清掃・環境管理
感染症予防のためにも、動物の飼育環境は常に清潔を心がける必要があります。また、室内の温度調整にも常に気を配ります。
16:30 散歩
夕方の散歩に連れて行きます。
17:30 餌やり
本日最後の餌やりです。
18:00 健康チェック
親となる動物はもちろん、生まれた動物がきちんと親の母乳を飲めているか、順調に育っているかなどを確認することも欠かせません。
20:00 夕飯
一通り動物の世話が終わったら、自分の夕飯を食べます。動物の出産期は片時も目を離すことができませんが、通常時はホッと一息つける時間です。
21:00 メールチェック
卸先のペットショップや、個人のお客さまから届いたメール対応を行います。
0:00 就寝
具合は悪くないか、怪我をしてないかなど、動物の様子をもう一度確認してから就寝します。
(引用元:ブリーダーの1日|Career Garden)
参考
ブリーダーは多頭飼いが基本ですので、どうしても自分の時間よりも動物との時間が優先されます。個人でやる場合は完全な休みをとることが困難です。