英検準1級のリスニングを対策するには?
ここからは、英検準1級で出題されるリスニング問題の66%以上に正解するための対策を解説します。出題される問題の種類を正しく理解し、基本的な英語力を備えてた上で、英検準1級で出題されるリスニング問題に正解するコツを把握していればグッと合格に近づくはずです。
選択肢を先に読む
対策の1つ目は、問題が出題され始める前に選択肢を先に読んでおくことです。そのためには、試験本番前の段階でリーディングとライティングの時間を測定し、リスニング問題が始まる10分前くらいまでには解き終わっておけるような準備をする必要があります。
リスニング問題は実際に問題が読み上げられることでスタートしますが、選択肢やReal-Life形式の内容一致選択問題の“Situation”と“Question”はすでに問題冊子に印刷されているため、事前に把握しておくことができるのです。
英語を和訳せずに理解する
英語をどんなに流ちょうに話す人でも、英検準1級に用いられる英単語のすべてを知っているわけではありません。この事実を知り、読み上げられる英文をすべて和訳しようとする必要がないことを理解しておくことは英検準1級に合格する大きなコツといえます。
また、読み上げられるスピードが非常に速いため、まずは大枠をつかもうという意識を持つことも大切です。問題冊子に書かれている選択肢と、読み上げられる英文の分かる部分を和訳せずに処理することで、分からない単語にとらわれずに問題を解き進めることができます。
冒頭のセリフで内容をイメージ
英検準1級のリスニングには読み上げられるスピードが速い、文章が長いという特徴があるものの問われている内容は決して難しいものではありません。そのため、英単語1つ1つを聞き取るよりも、冒頭のセリフで全体のイメージをつくり上げてしまうのが効果的な対策です。
会話の内容一致選択問題でも、文の内容一致選択問題でも1つ目のセンテンスで、どれだけ正確なイメージをつくれるかで正解率が大きく変化します。
聞き逃しても諦めない
精神論に聞こえるかもしれませんが、聞き逃しても諦めない姿勢を持ち続けることも大切なことです。英検準1級のリスニングはスピードが速く、ところどころに日常会話では用いないような英単語が使用されます。ただし、1つのセンテンスに聞き取れない単語が1つや2つあったとしても、イメージをつくることを諦めてはいけません。
そのほかの聞き取れた単語をつなぎ合わせ、聞き取れなかった単語を補うことで、十分に目標の得点に達することができます。