ことわざ検定の試験内容
ことわざ検定は、記述式で行われています。内容に関しては、全ての級において以下の5つの力が問われます。
読み
出題されたことわざの中でも、漢字表記されている内容を正しく読めるかを確認します。
書き
ことわざの意味が正しく書かれているかどうかが問われます。
意味
ことわざを使いこなすには、本来の意味を知っておけば後で困りません。ことわざの意味を知っていると語彙力も増えるメリットがあるので、読み書きと一緒に意味も理解しておきましょう。
使い方
ことわざ検定では、出題されたことわざの正しい使い方が理解できているかどうかも問われます。上の級になると、日常生活ではあまり使われないことわざの使い方も出題されるので、時間をかけて取り組みましょう。
発想力
ことわざ検定は、ただ出題されている問題をやみくもにやるわけではありません。どの級も、自分で創作したことわざを作って回答するという問いがあります。
また、試験前にテーマが提示されているので、普段から発想力を鍛え、試験までにことわざを決めておきましょう。ちなみに2019年11月開催分のテーマは、令和にちなんで「ことわざを聞いた人が新しいことに思わず挑戦したくなることわざ」としています。
参考
ことわざ検定の受験対策におすすめの勉強法と問題集
ことわざ検定を受験するにあたり、おすすめの問題集類や勉強法は以下の通りです。
ことわざ検定 公式ガイド&ドリル4・5級
高校入試問題に出題された内容を中心にまとめた1冊です。実用的な内容も含まれています。
ことわざ検定 公式ガイドブック 上巻 4~6級
ことわざの成り立ち・ことわざ辞典・練習問題の3つの構成からなる本です。ただ試験範囲を覚えるだけでなく、ことわざの由来をインプットすることもできます。
故事・ことわざ・四字熟語 教養が試される100話
文庫になっているので、持ち運びも便利な本です。ことわざ検定を勉強する上で役に立つ、ことわざ・四字熟語・故事が掲載されています。
新レインボー小学ことわざ・四字熟語辞典
小学校で学習する内容と、中学受験で役に立つことわざ・四字熟語・慣用句・故事成語を掲載した内容となっています。漢字の部分にはルビが振ってあり、中学受験で頻出の内容には「最重要語」と表記してあるのがポイントです。国語教育の第一人者・金田一先生による、ことわざの由来に関する楽しいコラムも含まれています。
出題例をチェックする
ことわざ検定の公式ホームページでは、各級の出題例をチェックすることが可能です。以下のページや問題集で出題例をチェックし、試験に備えておきましょう。
参考
こと検とは?|こと検 ことわざ検定
ことわざ検定の受験情報
ことわざ検定を受けるにあたり、やっておきたいことは対策問題を解くだけではありませ。試験日程や申し込みの流れなどについても事前に知っておきましょう。
級のタイプは、正級と準級2つのタイプに分かれているのがポイントです。詳細は以下の通りです。
- 正級:読み・書き・意味・使い方・想像の5つの分野から出題、事前勉強が必要
- 準級:事前学習を必要しないクイズ形式で出題、知識重視型よりも内容をマスターすることを目的とする
試験日程
ことわざ検定の試験日程は、3、7、11月の年3回実施されています。日程については、今後変更があるかもしれないので、公式ホームページで正しい情報をチェックしておきましょう。
参考
ことわざ検定試験の難易度・合格率・試験日など|資格の門【2019年】
受験申し込み方法
個人受験であればインターネット経由で申し込むか、Yahoo!ショッピングのIDでログインするか、郵便局で申し込む3つの方法があります。郵便局で申し込むのでなければ、カード決済も可能です。郵便局から申し込みする場合は、公式サイトの問い合わせフォームから、願書を兼ねた払い込み取扱票を請求しましょう。
また、5人以上の団体であれば、一般受験会場で団体受験することが可能です。その際に「一般会場受検専用団体申し込み書(PDF)」をダウンロード、印刷し、必要事項に記載して、郵送やFAXで送付して申し込みます。
参考
受験結果の確認方法
検定の結果に関しては、検定日から最大40日後に合格、不合格関係なく郵送で通知書を送付します。その際に、正解した内容と再確認が必要な内容もグラフなどで分かりやすく出力されているので、おさらいがしやすくなります。
参考
解答の確認方法
検定問題も試験当日に回収されることもあり、結果送付の前にネットで答え合わせができないようになっています。解答の確認に関しては、受験結果が郵送されたときに一緒に送付されています。
参考
まとめ
ことわざ検定は、ことわざ・慣用句・四字熟語の知識が問われる検定試験です。級が多いのが特徴であり、各自の理解度によって受験する級が選べます。
また、ことわざ検定を習得するメリットは多く、コミュニケーションが円滑になるなどのメリットもあります。 教養系の資格を検討している方は、ことわざ検定も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
参考