海上無線通信士の試験内容
「海上無線通信士」と聞くと、試験も難しいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、対策さえすれば十分資格所得は可能です。それでは、海上無線通信士の主な試験科目について紹介します。
試験科目について
まずは、第一級・第二級の海上無線通信士の試験内容ですが、無線工学の基礎・無線工学A・無線工学Bが2時間半の制限時間内で25問、法規が2時間半の制限時間内で20問、英語が1時間半の制限時間内で12問、さらに電気通信術の実技試験となります。
第三級の海上無線通信士の試験の内容は、無線工学が1時間半の制限時間内で15問、法規が2時間半の制限時間内で20問、英語が1時間半の制限時間内で12問、さらに電気通信術の実技試験となります。第四級の海上無線通信士の試験の内容は、無線工学が1時間半の制限時間内で15問、法規が1時間半の制限時間内で20問となります。第一級~第三級の場合は、2日~3日ほどかけて試験を行うことになります。
参考
海上無線通信士【試験日】合格率や難易度 | 資格の一覧 JQOS.jp
合格基準点
海上無線通信士の試験の合格点ですが、第四級は無線工学と英語が60点以上、法規は70点以上。第三級は無線工学が75点中45点以上、法規と英語が60点以上、電気通信術が80点以上です。
また、第一級と第二級の場合は、法規と英語が60点以上、無線工学の基礎・工学A・工学Bが75点以上、電気通信術が80点以上が合格点となります。
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海上無線通信士の受験対策におすすめの勉強法
海上無線通信士の資格を所得するためには、過去問に取り組んで受験対策を行う必要があります。また、英語の場合は空いている時間を使って英語に慣れ親しむ必要があるでしょう。
過去問に取り組む
海上無線通信士の資格を所得するために一番効果的な方法が、過去問の反復演習です。日本無線協会の試験は、過去の問題から多く出題されている傾向が強いといわれており、無線工学や法規を勉強する場合は、まずは数年分の過去問を一通り覚えるのが得策かもしれません。過去の問題と解答については、公式HPで過去2年分が公開されているため、一度目を通すようにしましょう。
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英語は読解力が大切
海上無線通信士の英語の試験では、無線技術・航海・無線法規などに関する専門的な英単語を含む英文が出題されます。そのため、まずは過去に出題された問題に目を通し、専門用語となる英単語をピックアップして読解力を高めるのがおすすめです。市販の参考書を探している場合は、リスニング力を習得するために、CD付きの参考書を買うのがいいでしょう。