日本人がオックスフォード大学に留学するには?
取得が必須の資格
世界中から優秀な学生が多く集まるオックスフォード大学。進学するにはきわめてハイレベルな試験を突破しなければなりません。ここからは、日本人がオックスフォード大学に進学するために何が必要なのか、具体的にご紹介します。
①語学力に関する資格
オックスフォード大学で学ぶためには、ハイレベルな英語力が求められます。英語力は試験を勝ち抜くためはもちろん、進学後の講義やコミュニケーションにも重要です。
英語力の判断材料としては、オックスフォード大学では「IELTS(アイエルツ)」や「TOEFL(iBT)」といった国際的な英語力テストが用いられます。日本独自の「英語検定(英検)」のスコアは認められていません。
IELTSでは各セクションにて最低7.0以上、TOEFL(iBT)では110以上のスコアが必要とされます。これはネイティヴスピーカーと同じか、それに準ずるレベルの英語力が求められていることを表しています。ほとんどの場面で、正しい英語を用いた読み書きが可能でなければ、オックスフォード大学への進学は難しいと言えるでしょう。
オックスフォード大学への進学にあたり、日常的に英語を使って英語力を鍛えたという体験談もあります。求められるレベルに向かい、地道な努力で英語力を磨いていくことが大切なのかもしれません。
②学力に関する資格
日本からオックスフォード大学への進学を検討する場合、学力を証明する試験として、アメリカの大学進学適性試験「SAT」、イギリス版センター試験「Aレベル試験」などを受験しなければなりません。SATは日本国内でも受験することができますが、Aレベル試験はイギリスで専門の学校で一定期間学んだ上で受験することになります。
国際的教育プログラム「国際バカロレア(IB)」における「国際大学入学資格(ディプロマ)」の取得も、学力を証明する資格として認められています。ディプロマの取得には、国際バカロレア認定校で学ぶことが必要となります。国際バカロレア認定校は日本国内にもあり、数も増えつつあります。
語学力・学力だけじゃない!面接がハイレベル
語学力と学力以外にも、オックスフォード大学に入学するためには様々なハードルが待ち受けています。志望動機書や推薦書などの書類選考のほかに、面接試験も突破しなければなりません。
特に難関なのが、面接試験です。ここでは志望する学部に関する知識はもちろん、コミュニケーションスキルや人間性の豊かさなども精査されます。世界各国から集まる多数の学生たちに埋もれないよう、学問にかける熱い思いや、自分ならではの独自の「色」を打ち出すことが大切だと言えそうです。