イギリス留学の魅力と基礎知識!イギリスと日本の教育の違いも - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

学費・生活費

大学留学の学費は、EU/EEA圏外の出身者は年間50~250万円程度です。ロンドンは家賃が高いので生活費は15万円程度。地方であれば、それより安くなります。

高校で1年間、交換留学に向かう場合は、生活費込みで350万円程度、留学サービス機関を利用するとさらに100~150万円が追加されると考えておいたほうがいいでしょう。

10歳からは、寮に入り短期留学もできます。また、4~14歳までの子供と保護者を対象にした親子留学プログラムも実施されています。1~5週間程度の期間、ホームステイしながら、子供は国際交流プログラムに参加し、保護者は観光や語学学校に通うこともできるプログラムです。親子で参加すれば、海外留学のハードルも下がり参加しやすいのではないでしょうか。

イギリスと日本の義務教育の違い

留学 イギリス
イギリスは義務教育の期間が日本とは異なります。日本の義務教育は9年間ですが、イギリスは11年間です。教育システムの違いを把握しておきましょう。

16歳で義務教育は終了

イギリスでは、義務教育が終了する16歳でGCSE試験を受験し、それ以降は継続教育(ファーザー・エデュケーション)を受けます。大学に進学する準備をするアカデミック・コースと、就職や仕事に必要なスキルを習得する職業コースの2種があります。アカデミック・コースでは、ボンディング・スクールと呼ばれる全寮制の学校に進学し、日本の大学入試試験に相当するGCE-Aレベルの受験に備えます。

GCSE試験

義務教育終了時の16歳に受験する全国統一試験であり、A~Gのグレードで評価されます。大学への進学希望者は、8~10科目受験するのが一般的。この成績がボンディング・スクールの入学資格の一つになっています。

GCE-Aレベル取得コース(ボンディングスクール)

イギリスでは、大学入試の代わりにGCE-Aレベルと呼ばれる試験を受験します。継続教育でアカデミック・コースを選択した人は、ボンディングスクールでGCE-Aレベルを取得するための勉強をします。3~5科目に絞って、専門的に学習します。イギリスの大学は3年制であることは先に述べましたが、イギリスの大学には、日本の大学でいう教養課程がありません。ボンディングスクールでの学習が、日本の教養課程に相当すると考えていいかもしれません。高校からイギリスへの正規留学をお考えの方は、ボンディングスクールへの入学を検討してはいかがでしょうか。