編入学の特徴
編入学と転入学の違いについては分かりましたが、それでは編入学にはどのような特徴があるのでしょうか。「卒業後に別の大学に入り直すこと」と一言で言われても「学年はどうなるの?」「大学入試とは違うの?」など、細かい疑問が出てきます。
ここからは、そんな編入学の特徴をご紹介していきます。
編入学したら学年はどうなるの?
編入学をする際の学年には、2年次、3年次、4年次がありますが、どの学年になるのかは編入学前に在籍していた短大や高等専門学校で履修していた科目の内容、単位によって決められます。
短大を2年かけて卒業した後に編入学先の大学で3年から始まった場合は、大学生活は合計4年で変わりませんが、単位認定の関係で2年生から始まった場合は短大2年間と、新たな大学3年間の合計5年間大学生活を送ることになりますので、その分の費用も必要になります。
それまでに勉強してきた内容を元に単位が認定され、新しい大学では2年次や3年次の学年に振り分けられますので、自分が希望する編入先の大学ではどのような単位認定になっているのか、出願条件を確認したり、時には大学へ直接問い合わせる必要があります。
大学入試とは違うの?
編入学は行っている大学と行っていない大学がありますので、編入学制度を設けている大学を探す必要があります。また、編入学の募集をする大学は、規定の枠を持っている場合もありますが主に欠員の補充をする大学です。どの程度の欠員が出るのかは年度によって違うため、入試情報サイトなどでその都度、よく調べる必要があります。
入試科目に関しては一般の大学入試よりも少なくなる傾向にありますが、専門科目での受験が必要になるのも編入学の特徴です。これまでに勉強してきたことを活かして受験ができるので、これから専門科目を勉強するために受験をする大学受験よりも心理的なハードルは下がるのではないでしょうか。
編入試験の時期については、夏から秋にかけて実施する大学や、年度末の2月、3月に実施する大学など各種ありますので、自分の希望する大学がどの時期に編入学受け入れのための試験をしているのかのチェックもしておきましょう。