芥川賞と直木賞について違いを解説!知っておくべき受賞作品も - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

子供にも読ませたい話題の直木受賞作品5選

直木賞は大衆小説の最高峰の賞です。話題となった作品も多くあります。ここではぜひ一度子供にも読ませたい作品を3つご紹介します。

まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

『まほろ駅前多田便利軒』は、別冊文藝春秋で連載されていた作品を2006年に単行本として発行されたものです。

まほろ市の駅前に位置する便利屋、「多田便利軒」。その経営者である多田啓介、そして彼の元へ転がり込んできた行天春彦。二人の下へ舞い込んでくる、どこか奇妙で、きな臭い依頼に係わっていくうちに、さまざまな人間模様が見えていく。痛快便利屋物語。

(引用元:まほろ駅前多田便利軒|フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

サラバ!(西加奈子)

『サラバ!』は第152回直木賞・第12回本屋大賞を受賞している作品です。

主人公の歩は、父の海外赴任のため、イランのテヘランで生まれた帰国子女。破天荒な姉や母に振り回されつつも順調に成長するが、やがて壮年期に差し掛かり、仕事も恋愛もすべてがうまくいかなくなる。作中で繰り返される「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない」という言葉が本作のテーマ。

(引用元:西加奈子の直木賞受賞作「サラバ」あらすじ!帰国子女の経験が存分に生かされている!|斜め上からこんにちは

海の見える理髪店(荻原浩)

『海の見える理髪店』は2016年の直木賞受賞作品で、6つの短編小説からなる非常に読みやすい作品です。

主の腕に惚れた大物俳優や政財界の名士が通いつめた伝説の床屋。ある事情からその店に最初で最後の予約を入れた僕と店主との特別な時間が始まる「海の見える理髪店」。
意識を押しつける画家の母から必死に逃れて十六年。理由あって懐かしい町に帰った私と母との思いもよらない再会を描く「いつか来た道」など。

(引用元:『海の見える理髪店』感想・あらすじ(ネタバレなし)荻原浩|じくあしのゆーとーり

下町ロケット(池井戸潤)

『下町ロケット』(小学館)は、2011年上期の第145回直木賞受賞作品です。ドラマ化されたこともあり、本に馴染みのない子どもでも親しみやすい本なのではないでしょうか。

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!

(引用元:下町ロケット|Amazon

何者(朝井リョウ)

『何者』(新潮社)は、2012年下半期の第148回直木賞受賞作品です。映画化されたこともあり、あらすじは知っている! という子どももいるのではないでしょうか。

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

(引用元:何者|Amazon

まとめ

芥川賞・直木賞はそれぞれ異なる定義で設置の賞ですが、読書離れが叫ばれている昨今、本を手に取るきっかけの1つとなっていることに違いはありません。ぜひ子供と一緒に読書をする機会として、芥川賞・直木賞の受賞作品を読んでみてください。

参考
各賞紹介|公益財団法人日本文学振興会
芥川賞と直木賞の違いとは?どっちが格上?創設者は誰?|日本文化研究ブログ Japan Culture Lab
芥川賞と直木賞の違いとは?オススメの作品もあわせてご紹介!|もったいない本舗ニュース
芥川賞と直木賞の違いをわかりやすく表にまとめてみた!|いちとせライブラリィ
1分でわかる「芥川賞」と「直木賞」の違い|NAVERまとめ
芥川賞と直木賞の違い|気にトレ情報チェッカー
【芥川賞・直木賞とは?】意外な有名作家が受賞を逃している|政経電論
中学生・高校生におすすめ芥川賞小説9冊|少年少女のための読書案内 BOOKS 雨だれ
直木賞受賞作 本当に面白いオススメの小説5選(初めて直木賞を読む人向け)|くるくるのおすすめ
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Rie Kato

【職業】 フリーライター 【経歴】 東京生まれ横浜育ち。現在は群馬県在住。 トラック運転手・介護職員・保険外交員を経て、コールセンターの教育係として7年勤務。 専門学校生と小学生、2人の男の子のママ。 【取得した資格】 ・普通自動車第一種運転免許 ・中学校教諭二種免許状(国語) ・訪問介護員1級 【得意な分野】 ・生命保険 ・転職 ・ビジネスマナー ・ひとり親家庭 ・金融 【休日の過ごし方】 ・朝から掃除と洗濯!(家の中がスッキリするとテンションが上がる性質) ・バスケットボール(息子と勝負!)