大学に海外留学するには?日本と海外の大学の違いや準備についてご紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

留学したい!まず何をする?

海外留学事情に詳しいプロに話を聞く

留学エージェントを利用すれば、自分の希望する行き先や目的、期間などを自由に決められ、それに基づいて物事を決めていくことができるメリットがあります。手続きの手間や留学先でのフォローという点でも利用する価値はありそうです。

その分、費用もかかります。何より、信頼できる留学エージェントを選ぶことができる目利きが必要になります。

一方で、国内大学が用意する留学制度を利用するというやり方をとれば、留学期間も修学期間とカウントされ、4年間での卒業が可能となります。取得単位の問題もクリアできます。先に留学してきた先輩たちからの情報を入手し、協定校による優遇措置が受けられるなど周辺環境が整っていることもメリットでしょう。

ただ、留学に値する語学力や学業成績など選考における厳しい壁が待ち受けているかもしれません。

海外留学が失敗に終わってしまう例

海外留学が失敗に終わってしまった例として次のような事柄が挙げられます。

・期間が短すぎて身につかなかった
・留学経験を活かした就職活動ができなかった
・英語力が身につかず、友人ができなかった
・卒業できなかった

だからこそ、出発前の準備が大切なのです。

留学に向けた準備は?

海外の大学に進学するための手続き

留学の形態だけを取っても、大学院留学、大学学部留学、大学講座聴講、語学教育機関研修、高校・中学留学などいろいろあります。まずは、自分の目標を定めて、それを達成すべく期間や費用を調べつつ、どんな留学の形がいいのか、考えるべきです。

まず、海外の大学に留学する場合、入学するにはどのような資料が必要でしょうか。入学願書、成績証明書(英文)、TOEFLもしくは英検のスコアレポート、預金残高証明書(英文)、申請料を用意しないといけません。ときに、受験する学校によっては英文のエッセイや推薦文も必要とされます。

海外留学の費用と奨学金制度

主な奨学金制度について見てみましょう。奨学金というと、優秀な学生さんや返済義務があるなど、敷居が高いイメージがありますが、そんなことはありません。中には、生活費の支援も含まれる制度もあるようです。

優秀学生向け奨学金、財政支援の必要がある学生向け奨学金、特定の学生向け奨学金、特定大学の学生向け奨学金などといったものです。他にもありますので、ぜひチェックをしましょう。

まとめ

以前は、アメリカの大学を卒業しても、日本での大卒として認められないという忌まわしい時期もありました。しかし、現在では、学位認定機関が認証を受けた大学を卒業すれば、同等の扱いとなります。

いわゆる日本のトップ企業に入社するための海外留学という思考パターンではおもしろくありません。少なくとも目的をもって海外留学したのであれば、そこからつながる新たな道を切り開いてもらいたいものです。きっと有利に働くはずです。ぜひとも、海外留学の経験を生かせるお仕事を探してください。

2020年度から「英語」が教科の1つとなって、小学5、6年生から授業が始まります。さらに、小学3、4年生からその準備段階として、これまで5、6年生で行っていた「外国語活動」が始まるのです。「聞く」「話す」の英語に「読む」「書く」という要素が加わります。

そうした状況は、小学生や中学生のうちから夏休みなど長期の休みを利用した”プチ海外留学”が活発化してもおかしくありません。大学入試も2020年度から変わります。「大学入学共通テスト」では、これまでの英語試験のスタイルであった「読み書き」という事柄に、「聞く」「話す」要素が加わる方向です。なおさら、早いうちに英語力を、と考える親は多いことでしょう。中学生の留学可能な国は限られますが、「かわいい子には旅をさせろ」ということわざ通りに実践するご家庭が増えること間違いなしです。子供が小さいうちから留学を考えておくのもいいでしょう。

参考
海外進学とは?|ベネッセの海外進学サポート
留学に強い大学を特集!留学制度がおすすめの大学一覧|スタディプラス
違いを知ろう 国内大学VS海外大学|ヒューマン国際大学機構
日本の大学へ進学ー留学を意識した大学選び|河合塾Kei-net
様々な留学ー5つの留学形態|一般財団法人海外留学推進協会
海外留学奨学金(日本学生支援機構)|行政独立法人日本学生支援機構
中学生の留学|海外教育研究所
小学校の英語教育が変わる!保護者が知っておくべきポイントは?|ベネッセの教育情報サイト

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