英検3級の試験内容
英検4級までの試験とは違い、英検3級以降の試験には二次試験で面接形式のスピーキングテストがあります。また、1次試験の内容も、身近なトピックを題材とした4、5級の試験とは異なり、海外の文化など、題材の範囲が広くなります。
一次試験
1次試験は、リーディング・ライティング・リスニングの3つに分かれています。リーディングとライティングの筆記が50分、リスニングが約25分で、トータルの時間は約1時間15分です。
問題の場面・状況は、家庭、学校、地域、電話、アナウンスなどで、話題は家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化、人物紹介、歴史などから出題されます。
解答形式は、英作文のみ記述式で、それ以外はマーク式です。問題の構成は下記の通りです。
(参照元:3級の試験内容|英検)
二次試験
二次試験は、一次試験に合格した人だけが挑戦でき、英語での面接形式で行われます。試験時間は約5分で、話題は携帯電話、ラジオを聴く、読書週間、冬のスポーツ、朝市、四季など、身近な話題が多く出題されます。
質疑応答は、英検3級の一次試験に合格した人であれば問題なく理解できるレベルです。元気にハキハキと、きれいな発音で話すことができれば、多少言葉に詰まってしまっても大丈夫でしょう。問題の構成は下記の通りです。
(参照元:3級の試験内容|英検)
英検3級の受験対策
英検3級を勉強するのであれば、過去問を解いてみることが一番です。英検のサイトでは、直近3回分の過去問が公開されていますので、チェックしましょう。公開されている過去問が解き終わったら、問題集やさらに昔の過去問をひたすら解き、単語と熟語を覚え、英検の問題に慣れましょう。英検3級で重要なのは、単語力です。単語帳で勉強したり、長文問題で分からなかった単語は辞書で引いて覚えていくなど、少しでも多くの単語を頭に入れましょう。
二次試験の対策としては、英検バーチャル試験で面接室に入室してから退出するまでの流れを把握し、試験のイメージをしておくといいでしょう。家族や友達を面接官に見立てて練習するなど、人前で英語を話す勉強をしておきましょう。
終わりに
英検3級は、英語を学ぶ上で欠かせない要素がたくさん詰まった「基礎の総まとめ」の級です。基礎の復習や、英語力の確認、新たなチャレンジとして、ぜひこの記事を参考にしながら、受験を検討してください。
参考
3級の試験内容|英検
【英検3級レベル】難易度・範囲・問題傾向などを完全まとめ!|ESL club
英検3級のレベルって?英語やり直し勢にもおすすめできる理由|SCRATCHH CO
英検3級のレベルと合格までの勉強法、面接の対策 | 旺文社 英語の友