全国的に有名な大学でも、通信制であれば入学しやすい場合もあります。今回は早稲田大学人間科学部に設置されている通信制大学の、「eスクール」について、入試情報や学費、入学後の勉強の仕方、卒業率などをご紹介します。進路選択の際の参考にしてください。
早稲田大学eスクールの概要
早稲田大学の通信は全日制とどのように違うのでしょうか。まずは概要を見てみましょう。
2年次編入のαコースと1年次入学のβコース
早稲田大学eスクールへ入学するときは、「αコース」「βコース」のどちらかを選択することになります。まずはこの2つのコースの違いを説明します。
αコースは、一般的な言い方をすると2年次編入となります。大学中退者や短期大学・高等専門学校卒業者がこのコースを選べます。
βコースは1年次入学です。一般的な大学入学と同様、最低4年間大学で学ぶこととなります。高校を卒業して次の進路に通信制大学を選ぶ人はβコースになります。
どちらのコースを選んでも、卒業すれば称号は「学士」となります。全日制の大学卒と変わることはありません。
設置されている3つの学科
人間環境科学科
人間環境学科は、生物学・環境学などを取り扱う「生物・環境系」、人類学や歴史学など地域研究を取り扱う「文化系」、統計調査などの社会学を取り扱う「社会系」、発達行動学・発達心理学などを取り扱う「心理・行動系」に分かれています。
「環境」をテーマに、文系・理系をまたがった専門科目が同じ学科に混在しています。
健康福祉科学科
健康福祉学科の専攻は生理学・神経科学などの「健康・生命系」、医療にまつわるテクノロジーを扱う「医工人間学系」、社会保障や福祉についての「保健福祉系」、カウンセリングなど臨床での心理学を扱う「臨床心理系」に分かれています。
医療・福祉の分野にまつわるさまざまなジャンルの研究分野が健康福祉学科に属しています。
人間情報科学科
人間情報科学系は、コンピュータサイエンスの「情報科学系」、生体心理学など、人間の認知機能にまつわる「認知科学系」、使用する人間の視点から工学を考える「人間工学系」、教育分野での情報デザインなどについて扱う「教育工学系」、言語・非言語のコミュニケーションについて研究する「コミュニケーション学系」に分かれています。
「人間と情報」がどう関わっていくのかという研究をしている分野がこの学科に集まっています。
参考
eスクールカリキュラム｜早稲田大学人間科学部eスクール
