英検4級の問題内容
実際の英検4級の問題内容についてさらに詳しくご紹介します。
出題される単語数
英検4級のレベルは、中学中級程度・単語数1,300語・『簡単な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができる』とされています。小学生が受験をするケースなども多くみられる級です。5級より難易度が上がり、日本人にはなかなか馴染みのない文法が出題されるので、まったく勉強しなくても良いというレベルではありません。
1,300という単語数はこれから英語を学ぼうという人には必要な通過点であるといえるでしょう。
英文法
英検4級の英文法は中学1~2年生で習う文法がレベルの目安です。
実際の試験問題には、過去形・未来形・疑問文・比較の文・命令文・否定文が頻繁に出題される傾向にあります。この中でネックになるのは動詞の過去形です。覚えなくてはいけない不規則動詞がたくさん出てくるので、理解するというよりは覚えることに精一杯になってしまう可能性があります。一度に覚えようとするのではなく、時間をかけて丁寧に学習することが大切です。
長文読解
英検4級の長文読解は、日常生活の話題に関する内容を理解することができるというレベルが求められます。長文読解は筆記の大問4で出題され、問題は以下のA・B・Cの3つに分かれています。
問題 | 長文の種類 | 語数の目安 | 設問数 |
A | 掲示 | 60語程度 | 2 |
B | 手紙文またはEメール | 150語程度 | 3 |
C | 説明文 | 170語程度 | 5 |
(参照元:英検4級のレベルと合格までの勉強法 | 旺文社 英語の友)
A・B・Cともに身近な話題が出題されることが多いのが特徴です。
- A:日曜市開催・英語学校開校などのイベントに関する掲示
- B:友人や親せきなど身近な人とのやりとり
- C:架空の人物が体験したことを表す説明文
過去問を解いてみることで、傾向や対策がつかめてきます。
リスニング
英検4級のリスニングでは、身近な生活の日常会話などを理解できるレベルが求められます。英文はすべて2回放送され、読まれるスピードはかなりゆっくりですが、英語のリズムやイントネーションに慣れていないと聞き取ることができません。
- 1部:男女2人の会話を聞いて、最後の応答としてふさわしいものを選択する。
- 2部:男女2人の会話を聞いて、その内容と一致するものを選択する。
- 3部:25語程度の英文を聞き、その内容と一致するものを選択する。
設定は家族や友人など身近な人とのやりとりが多いのが特徴です。挨拶や会話、電話、案内放送などの定型表現が多く取り上げられるので、ある程度のパターンを知っておくことも必要です。
まとめ
英検4級は幅広い年代の人が受験します。中学生レベルとされていますが、小学生が受験するのも珍しくはありません。
小学生が受験する場合は、リスニングはできても文法問題ができないという傾向にあります。ある一定の定型表現などには問題集を活用したり、過去の問題に挑戦したりして出題傾向に慣れておくことが大切です。
合格を目指して、ぜひ頑張ってください。
参考
わが子を英語ができるように育てるには(上) 英語教育2.0 日本の教育をこう変えよ!(3ページ) | 東洋経済オンライン
わが子を英語ができるように育てるには(中) 英語教育2.0 日本の教育をこう変えよ!(3ページ) | 東洋経済オンライン
わが子を英語ができるように育てるには(中) 英語教育2.0 日本の教育をこう変えよ!(5ページ) | 東洋経済オンライン
4級の試験内容・過去問 | 公益財団法人 日本英語検定協会
4級の試験内容 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検4級合格ライン|小学生の学習法
【英検一次試験】合格点と時間配分を公開!2018年度最新版!(準1級・2級・準2級・3級・4級・5級) | ESL club
【小学生の英検】英検4級、何点とれれば合格できる? | ともろぐ。
英検4級のレベルと合格までの勉強法 | 旺文社 英語の友
英検の合格点は何点?しっかり対策して合格を掴もう!|Cafeducation
【無料】楽しく学べる英検4級対策用のおすすめ英語学習アプリ10選 | eFox
英検4級の合格点の目安と合格率|英検4級ドットコム:小中学生の英検対策