英検4級の合格点を目指す勉強攻略法とは?試験当日に向けた準備も - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

英検4級の攻略法とは

単語・熟語

英検4級の頻出単語・熟語は、身近なテーマを中心としています。学校で言えば、中学1~2年生の教科書レベルです。まず、教科書や英検4級の参考書や問題集で出てくる単語や熟語を覚えていきましょう。

動詞の過去形、形容詞の比較級、最上級などの違いをきちんと理解しておく必要があるでしょう。英検4級レベルに合う単語集を活用するのもおすすめです。まずは、単語を覚えてから、熟語の学習を進めましょう。また、英検4級レベルでは、まだまだ単語や熟語の暗記に不慣れです。何度も書いたり、声に出して読んだりと五感を使って覚えていきましょう。

英文法

英検4級の英文法では、過去形、未来形、to不定詞、動名詞などが登場します。不規則動詞も多く出るため、記憶と同時に理解しておく必要があるでしょう。記憶と理解を同時並行で進めるには、日々の積み重ねが大切です。参考書や問題集を計画的に取り組んでいきましょう。また、問題量を単に解いても理解が追いつかなければ意味がありません。間違った問題はしっかりと解説を読み込みましょう。解説で理解できない箇所があれば、学校や塾の先生に聞いて解消するのがおすすめです。

長文読解

長文読解では、身近なテーマについて簡単な長文を理解できる力を求められます。一文だけの理解ができるだけでなく、文章同士のつながりや全体像を掴むことが大切です。単語・熟語を覚えていなければ、ぽっかり文章に穴が空いてしまうこともあるでしょう。長文にまずは慣れることから始めれば、前後の文章から分からない単語・熟語の推測も可能になってきます。

出題される3問は、問題Aで身近なイベント、問題Bで友人や親戚間の手紙やメール、問題Cで休日や旅先の思い出などをテーマにしています。語数は合計380語ほど。15分ほどでスピーディーに解答できる力を求められます。長文を読み上げる音声付きの参考書や問題集があれば、音声を聞きながら長文を指でなぞると効果的な勉強になるでしょう。また、数字や名詞といった重要ワードをマークしながら進むと内容の理解をスムーズに行えます。

リスニング

リスニングでは、英語のリズム感やイントネーションに慣れることから始めましょう。カタカナ英語ではなく、単語や文章をリスニングで聞こえたままに復唱する練習(シャドーイング)が有効です。第1部と第2部では会話文、第3部では25語前後の少し長めの英文をリスニングします。

英文のポイントを押さえながら聞き取るために、キーワードのメモをしっかりと取る癖をつけましょう。また、リスニングでは挨拶や会話、電話などでの「定型表現」を多く用います。例えば、「May I help you?」は、直訳しても「あなたを助けてもいいですか?」となって意味はとおりませんが、「いらっしゃいませ」と訳します。こういった表現をいくつも知っておくとリスニングの理解は早いです。こういった定型表現をまとめた参考書を活用してみてはどうでしょうか。

スピーキング

スピーキングテストは、専用サイトにアクセスして受験します。画面の表示された25語の英文を黙読してから、音読します。そして、英文についての質問、表示されているイラストについての質問に答えます。最後に、受験者自身についても質問されます。

スピーキングテストは、とにかく慣れておくことが大切です。授業や自宅学習で、英語を発声する習慣をつけておきましょう。英語で話すこと、歌うことも良い方法です。また、本番を想定すると読めない単語が必ず出てきます。そういったときにスペルから発音をある程度推測できるような訓練も日ごろからしておきましょう。