【大学受験】高校地理の勉強におすすめの問題集・参考書11選! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

センター試験地理Bの特徴


文部科学省によれば、センター試験の地理Bでは「現代世界の地誌地理的考察」「現代世界の地誌的考察」「現代世界の諸課題の地理的考察」を内容に含んでいます。「考察」とあるように、単なる暗記科目ではありません。土台になる知識量はある程度必要ですが、論理性や思考力をもとに解答していくのが高得点を狙うポイントです。

おすすめの勉強法

地理の学習範囲は2つに分かれています。1つは、気候や人口、産業などのテーマ別に学習をする「系統地理」。もう1つは、国や地域別に学習する「地誌」です。

どちらの学習範囲を勉強するにしても、インプットは欠かせません。インプットをするためには、まずは参考書や授業で知識を得ることが大切です。ここでは、地理の勉強法を3つのステップに分けてご紹介します。

参考書や授業で知識を頭に入れる

地理は世界中の地域が出題範囲の科目です。自分の育った地域は感覚的に気候や人口、産業などが分かっていても、世界中の地域のことを体幹的に知っている人はいないでしょう。

そこで、必要になるのが「知識を入れること」です。その手がかりとなるのが参考書や学校・予備校の授業です。2019年度のセンター試験地理Bの第2問・問2を見てみましょう。

コーヒーの一種であるアラビカ種の栽培には、標高500~2000mの高地が適している。コーヒーの主要な種となっているアラビカ種の原産地(栽培起源地)に該当するものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

1アラブ首長国連邦 2ウルグアイ 3エチオピア 4ジャマイカ

(引用元:大学入試センター試験解答速報2019地理B|Toshin.com

答えは、3のエチオピアです。これは、コーヒー産業についての知識か、エチオピアの産業の知識を持っていれば迷うことなく答えることができます。

その知識を得るには、参考書や授業をこなすことが大切です。

問題集で問題を解く

次に、知識が頭に入っているかどうかを確認するため、また知識を定着させるために問題を解いていきましょう。

知識が入っていても、どんな形式で問題が出てくるのかが分からないと試験で点数を取ることはできません。実際にいまある知識がどのように使えるのかを知るために、問題集を買って問題を解くようにしましょう。

できるだけ解説がていねいな問題集から始めることをおすすめします。

過去問と模試で仕上げをする

最後は、過去問と模試を活用して、試験本番を意識して問題を解く練習をしましょう。センター試験の過去問題集は、河合塾が出版している「大学入学センター試験過去問レビュー地理」(黒本)、駿台が出版している「大学入試完全対策シリーズ」(青本)、数学社が出版している「センター地理過去問研究地理B」(赤本)があります。

その中でも、河合塾が出版している「大学入学センター試験過去問レビュー地理」は、解説がていねいでおすすめです。

また、センター模試や全統模試、駿台全国マーク模試、総合学力判定模試など、いくつも行われているので、実力を知って次の目標を明確にするため活用するといいでしょう。

まとめ

地理の参考書は、国語や英語、数学などの主要科目に比べるとラインナップが少ないです。だからこそ参考書選びは慎重にしたいものです。

地理に苦手意識を持っている場合やこれから勉強を始める場合は、冒頭にご紹介した3冊がおすすめです。過去問や一問一答は、参考書で知識をつけてからチャレンジするとスムーズに学習を進めることができます。子供のレベルに合わせて参考書選びをすることをおすすめします。

参考
【参考書】センター地理Bを0から8割にするための勉強法|スタディプラス
センター試験用地理参考書のおすすめ人気ランキング11選|mybest
地理参考書おすすめ5選|東大生も認めた、効果のでる参考書|STRUXマガジン
センター地理のオススメ参考書6冊を、ランキング形式で大公開!|受験の攻略本
【2019年版】地理のおすすめの参考書・問題集14選|大学受験のプロ
センター地理【学研プライムゼミ】村瀬哲史先生|YouTube
【学研プライム教務室動画】地理科 村瀬哲史先生が登場! 「センター試験対策 選択科目の伸ばし方~地理編~」|YouTube
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大学入試センター試験解答速報2019地理B|Toshin.com

この記事をかいた人

katsu

オランダの小学校で教員になるために、オランダに移住した元小学校教員。「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」と考え、イエナプランを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。ファーストキャリアは旅行会社!「教育」と「旅」をライフワークに、フリーライターとして活動中。Twitterで毎日オランダの教育ニュースを発信中!
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