国立大学が並ぶSTARSとは?偏差値や進学するメリットについて - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

STARS大学に進学するメリット

STARS大学に進学するメリットはどんなことが挙げられるでしょうか? ここでは3つのメリットにフォーカスしてご紹介します。

学費が私立よりも安い

国立大学最大のメリットは、やはり学費の安さです。文部科学省が調査した「国立大学と私立大学の授業料等の推移」によると、国立大学の場合は、授業料が535,800円、入学料が28,2000円なのに対し、私立大学では授業料が877,735円、入学料が253,461円となっています。

注目したいのは授業料……私立大学は国立大学の1.6倍も授業料がかかるのです。仮に地方で一人暮らしをするとしても、首都圏で一人暮らしをさせるのとは費用のかかり方が違います。学費もさることながら、自宅外通学の費用も安く抑えることができるのです。

より本質的な学力が身につく

国立大学と私立大学の違いの1つとして「問題の質」が挙げられます。それは、私立大学の問題は記号選択式が多いことに対して、国立大学は論述式問題が多いのです。
論述式問題は、自分の頭で問題の全体像を捉えながら、知識をフルに活用して論理を組み立て、思考を言葉に起こす作業が必要になります。この力がまさに「本質的な学力」だと言われています。

勉学に集中しやすい環境

地方国立大学はアットホームでのんびりとした雰囲気に包まれている大学が多いです。都会の喧騒とは異なり、自然豊かな環境で学べるのは、勉学に集中できるメリットであると言えます。

キャンパスの敷地も広く全体的にゆったりとしたつくりになっていること、ゼミや講義も少人数制で行われることなども良い環境の要因です。

まとめ

国立大学の受験は、どうしても難関大学や準難関大学に目が行きがちで、地方の大学は地元の人間が行くといったイメージがあります。ただ、学費では私立よりも圧倒的に安く、地元での就職には非常に強いなどのメリットもあり、地方ならではの物価の安さや設備の充実度なども注目すべき点であると言えるでしょう。

行きたい学部があったり、学んでみたい分野はあるけれど、難関国立大は厳しい……。子供がそういったことに悩んでいる場合はSTARS大学に目を向けてみてください。安易に私立専願にするのではなく、地方の国立大学という選択肢も加えてみてはいかがでしょうか。

参考
国立大学を目指すメリットとは?志望校を私立に絞るのは良くない?|モチベーションアカデミア
STARS大学とは?偏差値や序列、各大学の特徴は?|田舎ハック
STARSと呼ばれる大学の偏差値や評価・レベルを解説【一応国立】|ライフハック進学
【合格しやすい国立5大学】STARSとは?口コミ・評判を比較してみよう|大学スクールナビ
入学から卒業までにかかるお金(2)学費編|Benesseマナビジョン
[大学受験]地方国立大の特徴。メリット・デメリットについて紹介します|スタジオポメロ
国立大学と私立大学の授業料等の推移|文部科学省
2019年度入試対応 国公立大学・学部の偏差値一覧|Benesseマナビジョン

この記事をかいた人

Rie Kato

【職業】 フリーライター 【経歴】 東京生まれ横浜育ち。現在は群馬県在住。 トラック運転手・介護職員・保険外交員を経て、コールセンターの教育係として7年勤務。 専門学校生と小学生、2人の男の子のママ。 【取得した資格】 ・普通自動車第一種運転免許 ・中学校教諭二種免許状(国語) ・訪問介護員1級 【得意な分野】 ・生命保険 ・転職 ・ビジネスマナー ・ひとり親家庭 ・金融 【休日の過ごし方】 ・朝から掃除と洗濯!(家の中がスッキリするとテンションが上がる性質) ・バスケットボール(息子と勝負!)